
ゴールドコーストで宿泊したホテルは、決して豪華なホテルということはなかった。
中の中くらいのレベルだったと思うが、プールは設営されていたので、
パック寿司を食べた後の午後はプールで過ごした。
浅いプールで少しだけ遊び、プールサイドのベンチシートで日光浴をした。
降り注ぐ木漏れ日を見ながら、オーストラリアの空も見納めだと思い寂しくなった。
日が傾き始めたので、再びビーチまで行き、砂の上を歩いた。
広大なビーチでは、様々な年齢の人々がおもいおもいの時間を過ごしていた。
世界中には色々な人がいて、それぞれが色々な人生を送っているのだなと、ものすごく当たり前のことを思いながら、
日が沈みかけてビーチ全体が陰ってくるまで、僕たちもそこで過ごした。
さていよいよハネムーンも“最後の晩餐”を迎える時間が近づいてきた。
最後の夜は何を食べようかと思いめぐらし、そういえば食べていなかったことを思い出し、
オージービーフのステーキを食べに行くことにした。
ガイドに紹介されていたお店にドキドキしながら入ると、当然のように日本人の店員がいて、すべて日本語で注文出来た。
どうやらその店の経営者も日本人らしく、つくづく、日本人が来やすい場所だなあと思った。
ボリューミーなステーキは、日本人向けに味付けされているのか知らないが、とても柔らかく美味しかった。

最後の晩餐を満足して終えて、腹ごなしに夜の街をぶらつき、アイスクリームを食べた。
前夜と同じくお酒を買おうと思い酒屋に寄ったのだが、
入り口でいかつい店員に止められてパスポートの提示を求められた。
前夜はそんなことは何も求められずすんなりワインを買えたので、とても戸惑った。
あいにくパスポートはホテルに置いてきてしまっていたので、諦めてそのまま帰った。
翌朝は午前3時に起きて空港に向かわなければならなかったので、残念だったが早く眠ることにした。
そうして、ハネムーンの最後の夜を終えた。






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