昨夜は中途半端に寝たり、起きたりを繰り返してしまったので、
午前10時過ぎに起きたものの、じっとりと怠さがまとわりつく日曜日だった。
お昼になったので、愛妻と、伊予市の奥の方のお気に入りの小さなレストランまでランチを食べに行って、
ベビー用品店で今後必要なりそうなもののあれやこれを物色して、
明日のホワイトデーに社内で配るためのお菓子を、市内の菓子店を方々回って買って帰った。
帰宅し、おやつのチーズケーキを食べた。
腹もふくれ、疲れていたので、昼寝でもしようと思ったが、
傍らにあった未読の漫画に手を伸ばしてしまい、結局最後までじっくりと読んでしまった。
「生活【完全版】」/福満しげゆき
いまや愛読している「僕の小規模な生活」と「うちの妻ってどうでしょう?」の作者の過去の中編作品集だろうなという印象で、あまり期待せずにいつものようにネットで中古購入したのだが、
意外や意外、個人的にはきっぱりと面白いと言えるストーリー漫画だった。
日々の生活に何かしらの「鬱積」を重ねる主人公らが、
奇妙な出会いを重ね町の自警団を築き上げ、崩落していく物語……と概要を書いても、
少しもこの漫画のテイストは伝わらない。
理不尽で混沌としたストーリー展開とアクション性が、みるみる浸食してくる。
この作者らしい、大まじめにふざけたナイーブなエンターテイメント漫画だと思う。
もしかすると、浅野忠信とかをキャスティングして映画化されてもおかしくない世界観だった。
![]() |
生活【完全版】 (モーニングKCDX) (2010/05/21) 福満 しげゆき |
コメント