ワールドレコード(微妙)

ローマで世界水泳が開催されている。

もちろん、日本時間午前1時近くからの中継を、床に就きつつ出来る限り見ている。

オリンピックの翌年なので、必ずしも有力選手の調整は十分ではなく、

欠場選手も多いので、盛り上がりには欠ける印象がある。

が、しかし、驚かされるのは、ことごとく塗り替えられる世界記録。

ただ、これは「高速水着」と言われるハイテク水着の影響が「大」であることは明らか。

しかも、その水着の来年からの「使用不可」が、世界大会中にも関わらず、国際水泳連盟により決定された。

実際、その方が良いと思う。昨年の五輪で決勝にも残れなかった選手らが、続々と世界記録を出していく様は、やはり異様である。

でもそうなると、その連発されている世界記録がどうにも「微妙」に思えてくる。

もちろん、記録としては認めざるを得まいが、来年以降それらの記録を更新していくことが非常に困難になることは明らかだ。

そういうことを考えると、今回の世界水泳では世界記録が出る度に、「なんだかな……」という印象を持たずにはいられない。

スポーツでも何でも、国際的な「基準」の設定が後手になってしまうと、良いことはない。

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