#ドラマ

2017☆Brand new Movies

「スノーデン」<9点>

遠隔会議の大画面に大写しにされる上司の顔面の威圧感、向かいのビルディングに巨大に浮かぶ主人公の影、乱視のような投影、不穏さと居心地の悪さを想起させるコンピューターの背景音……作品全編において御年70歳の大巨匠の映画術が冴え渡る。監督オリバー…more
2017☆Brand new Movies

「この世界の片隅に」<10点>

正月に妻の祖父母の家に行った際に、義祖母から大戦時の空襲の話を聞いた。居住していた郊外から、市街地が空襲を受ける様を遠目で見たという。変な言い方だけれど、と前置きをした上で、当時子どもだった義祖母は、爆撃される光景が花火のように「綺麗」に見…more
2017☆Brand new Movies

「映画 深夜食堂」<6点>

原作、ドラマシリーズともに大ファン。特に「深夜食堂」を観ながら、または読みながら呑む“一人酒”は最高である。“めしや”に訪れる常連客と同様に、卵焼きやポテトサラダなど決して特別ではない料理をつまみながら、仕事終わりの深夜にしみじみと酒を呑む…more
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2017☆Brand new Movies

「駆込み女と駆出し男」<8点>

時代に虐げられる女の苦悩と、それでも生き抜く女の強さ。みな逞しく、美しい。その様に涙が溢れる。冒頭、各人物によるある種様式的なしゃべり言葉のせいもあり、何を言っているのかが理解し難い。ただし、台詞の言い回しや、それに伴う人物の動きには、細心…more
2016☆Brand new Movies

「レッド・ファミリー」<8点>

朝鮮半島における南北問題を風刺したコメディ映画のつもりで今作を観た。コメディ映画であることは間違いはない。けれど、重く暗い現実問題を根底に敷いたこの映画の本質は、あまりに悲しく、そしてあまりにも切ない。「平和」は、家族という人間関係のかけが…more
2016☆Brand new Movies

「日本のいちばん長い日(1967)」<8点>

「畑中もうよせ それが未練というものだ」「未練」という言葉を突きつけられ、絶句する黒沢年男演じる畑中少佐の表情が、愚かで、悲しい。彼らが信じて譲らなかったものの“正体”は、一体何だったのだろうか。いや、果たして、“正体”なんてものは、そもそ…more
2016☆Brand new Movies

「怒り」<10点>

東京出張中、時刻は0時前、いつものように新宿の映画館を後にする。歌舞伎町の雑踏を抜け、大久保のビジネスホテルまで歩いていく。その間ずうっと言葉にならない感情がこびりついて離れない。その感情が、映画のタイトルの通り“怒り”なのか、または“悲し…more
2016☆Brand new Movies

「キャロル」<10点>

許されない恋に没入していく二人の女性が、強烈に惹かれ合い、惑い、激しく揺れ動く。惹かれ合うほどに、喪失と決別を繰り返す二人がついに辿り着く真の「恍惚」。ラスト、大女優の甘美な微笑は、この映画を彩る悦びも哀しみも、美しさも醜さすらも、その総て…more
2016☆Brand new Movies

「スポットライト 世紀のスクープ」<8点>

「カトリック教会神父の6%が子どもに性的いたずらをしている」という衝撃的な事実が作中で明らかになり、追求される。その時点で、この映画が描く問題の本質は、一部の“糞神父”の存在を明らかにすることではなく、長い長い時間に渡ってそういった輩を生み…more
2016☆Brand new Movies

「ルーム」<8点>

誘拐、劣悪で非道な監禁下での妊娠、出産、育児。そして解放。母親にとっては7年、「部屋」で生まれた子にとっては5年、あまりにも理不尽な暴力によって強制的に「世界」と隔てられたこの膨大な時間は、二人から「何」を奪ったのか。そして、その中で、二人…more
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