#ドラマ

2017☆Brand new Movies

「シェルブールの雨傘」<7点>

色鮮やかな色彩世界が、徐々に色を抜かれ、ついには雪と夜のモノトーンに終着する。若者たちの、熱く燃え上がった恋はあっけなく霧散した。彼らのことを愚かだとは思わない。ただ若かっただけ。すっかり大人になれば、そりゃ2年なんて瞬く間に過ぎ去り、心変…more
2017☆Brand new Movies

「薄氷の殺人」<5点>

邦題の印象から勝手に韓国映画だとばかり思って観始めたが、中国映画だった。似たようなプロットの韓国映画もあったように思うが、国が違うとこうも映画の空気感というものは異なってくるものかと痛感した。まあ至極当たり前のことなのだが。そして、残念なが…more
2017☆Brand new Movies

「ラ・ラ・ランド」<9点>

夢に憧れて、夢を持ち、夢を見て、見て、見続けて、ついに夢を叶えた時、夢は終わる。それは、二人が踊ったマジックアワーのように、限られたものだからこそ、美しく、何にも代え難い。「LA LA LAND」とは、文字通りロサンゼルス、特にハリウッドを…more
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2017☆Brand new Movies

「スノーデン」<9点>

遠隔会議の大画面に大写しにされる上司の顔面の威圧感、向かいのビルディングに巨大に浮かぶ主人公の影、乱視のような投影、不穏さと居心地の悪さを想起させるコンピューターの背景音……作品全編において御年70歳の大巨匠の映画術が冴え渡る。監督オリバー…more
2017☆Brand new Movies

「この世界の片隅に」<10点>

正月に妻の祖父母の家に行った際に、義祖母から大戦時の空襲の話を聞いた。居住していた郊外から、市街地が空襲を受ける様を遠目で見たという。変な言い方だけれど、と前置きをした上で、当時子どもだった義祖母は、爆撃される光景が花火のように「綺麗」に見…more
2017☆Brand new Movies

「映画 深夜食堂」<6点>

原作、ドラマシリーズともに大ファン。特に「深夜食堂」を観ながら、または読みながら呑む“一人酒”は最高である。“めしや”に訪れる常連客と同様に、卵焼きやポテトサラダなど決して特別ではない料理をつまみながら、仕事終わりの深夜にしみじみと酒を呑む…more
2017☆Brand new Movies

「駆込み女と駆出し男」<8点>

時代に虐げられる女の苦悩と、それでも生き抜く女の強さ。みな逞しく、美しい。その様に涙が溢れる。冒頭、各人物によるある種様式的なしゃべり言葉のせいもあり、何を言っているのかが理解し難い。ただし、台詞の言い回しや、それに伴う人物の動きには、細心…more
2016☆Brand new Movies

「レッド・ファミリー」<8点>

朝鮮半島における南北問題を風刺したコメディ映画のつもりで今作を観た。コメディ映画であることは間違いはない。けれど、重く暗い現実問題を根底に敷いたこの映画の本質は、あまりに悲しく、そしてあまりにも切ない。「平和」は、家族という人間関係のかけが…more
2016☆Brand new Movies

「日本のいちばん長い日(1967)」<8点>

「畑中もうよせ それが未練というものだ」「未練」という言葉を突きつけられ、絶句する黒沢年男演じる畑中少佐の表情が、愚かで、悲しい。彼らが信じて譲らなかったものの“正体”は、一体何だったのだろうか。いや、果たして、“正体”なんてものは、そもそ…more
2016☆Brand new Movies

「怒り」<10点>

東京出張中、時刻は0時前、いつものように新宿の映画館を後にする。歌舞伎町の雑踏を抜け、大久保のビジネスホテルまで歩いていく。その間ずうっと言葉にならない感情がこびりついて離れない。その感情が、映画のタイトルの通り“怒り”なのか、または“悲し…more
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