Takeru Shiraishi

2005☆Brand new Movies

「ロスト・イン・トランスレーション」

良い映画だ。日本という国の“ありきたりな”日常に見え隠れする滑稽さ、そこで途方にくれる孤独なふたりの外国人。実に現実的でありながら、そこに映画としての面白味を生み出すこの外国人女流監督の観察眼の凄さは何だろう。多種多様な感情と文化が入り混じ…more
2005☆Brand new Movies

「理由(2004)」

物語の問題の起点となる殺人事件とそれが起こった仮想家族についての多様な“証言”を集めていくことで、社会全体の本質的な歪みを描いていく核心的な巧みさに驚く。端を発するのは、ひとつの偽りの家族であるが、その家族の存在でさえ大きな社会の問題の一片…more
2005☆Brand new Movies

「ロング・エンゲージメント」

やはり致命的なのは、冒頭から登場人物の名と風貌が分かりづら過ぎるということだと思う。“脇役”のキャラクターを掘り下げそれぞれのエピソードをユーモラス(且つ生々しく)に挿入するというのは、ジュネ監督の得意な手法だ。が、今回のそれは、戦下という…more
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2005☆Brand new Movies

「アビエイター」

アカデミー賞というは、映画に対する一つの価値観でしかないと思っているが、今年のノミネート作品の中では、本当に受賞に相応しかったのはこの作品ではなかったのかと思う。非常に良い意味でアカデミー賞を獲るべき作品であると思う。ハワード・ヒューズとい…more
2005☆Brand new Movies

「恋は五・七・五!」

いくらこの手の“異種スポ根系青春コメディ”が流行ってるからって“俳句甲子園”は無いでしょう~というのが当初の印象だった。舞台となる愛媛県松山市で育ち、俳句甲子園のことをある程度認識している者がそうなのだから、その存在自体知らない人たちにとっ…more
2005☆Brand new Movies

「エターナル・サンシャイン」

離れたくない映画に対する余韻。“映画を観る”という幸福は、まさにこの余韻のためにあると思う。もはやハリウッドにおいて“天才”“気鋭”の名を欲しいままにしているカウフマン×ゴンドリーの、この類まれなるラブストーリーの余韻をぼくはしばらく忘れる…more
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「鉄人28号」

正直「もう少しなあ~」という部分が多すぎる出来栄えだった。物語自体の軽薄さも目に付くところではあるが、そこはあえて“王道的”と片付けておいておこう。やはり問題はビジュアルに尽きると思う。名作漫画「鉄人28号」を今、映像化する意味をもっと考え…more
2005☆Brand new Movies

「オペラ座の怪人(2004)」

何よりも、映画化ということに対して臆せず、舞台通りに映像世界全編をオペラ調に仕上げ、完成させたことに、「オペラ座の怪人」という神々しいまでのオリジナルに対する尊敬と自信が感じられた。台詞のほとんどが歌唱によって紡がれることに違和感を持つ人も…more
2005☆Brand new Movies

「ローレライ」

キャスティングを見た時点で(フジテレビ製作ということも含め)、ある種テレビ的な“薄さ”が反映されてしまうのではないかという危惧が鑑賞前にあった。そしてそういうことが全く無い映画であるとは言えないとは思う。しかし同時に、思った以上にひとつの映…more
2005☆Brand new Movies

「招かれざる客」

何の予備知識も無く観たこと(観始めるまでヒッチコックかなんかのサスペンスものだと思っていた)が、殊更にシンプル且つ濃厚なこの物語の巧さに引き込まれる要因になった。突然帰郷した一人娘に異人種の婚約者を紹介され、当然驚きを隠せない両親。しかし若…more
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