ビジュアル的にもストーリー的にも俳優的にも総じて“バランスの良い”映画だったと思う。
テンポも良くてひたすらにハードボイルドを貫くキアヌのスタンスも良かった。
ただしかし、やはりというか何というか、この手の映画に対する“ありきたりさ”を拭いきれなかったような気がする。
また見方を変えると、かつてキアヌが主演した作品と似通った点が多すぎる。
悪魔と対峙するという点ではアル・パチーノと共演した「ディアボロス」、そしてダークスーツでのアクションはやはり「マトリックス」を彷彿とさせてしまう。
出来はまあ良いんだけど、随所で新鮮味が欠けるというところか。
あと個人的にはとても期待していたレイチェル・ワイズの見せ場があまり無かったことが残念。
「コンスタンティン Constantine」
2005年【米・独】
鑑賞環境:映画館
評価:6点
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