三つの愛の3年間

引越し業者に追加の段ボール箱を頼み、いよいよ引っ越しの準備も大詰め。

今週に入ってからは、既に愛妻と子どもたちは妻の実家に連泊させてもらっており、

あらゆるものを仕舞い込んで不自由な部屋で一人夜を過ごしている。
(まあ、PCとTVはあるので、実際少しも不自由ではないのだけれど)

今の住まいに越してから3年が経った。

やんちゃっぽい少年たちがウロウロしていたり、

管理会社のおっさんの対応が酷かったり、

玄関先が蜘蛛の巣まみれになったり、

駐輪場が廃棄自転車で溢れかえっていたり、

日当たりが悪くてカビが大量発生したりと、

住み心地が良かったとは決して言えないけれど、

僕たち家族にとっては、短いようで長い大事な3年間だったと思う。

1歳だった愛娘は4歳になり、幼稚園に通い始めた。

この世に存在すらしていなかった愛息が生まれ、1歳になった。

当たり前だが、彼らの親である僕と愛妻も3つ歳を重ねた。

可笑しくて散々笑って、喧嘩をして散々泣いた。

この先どうなるかなんて実際何も分からないけれど、

とりあえず、僕たちはこの「4人」で生きていくのだろう。

いろんな人に支えられて、

いろんな人に手伝ってもらって、

いろんな人に甘えて、

今の僕にはあまりにも身の丈に合わない立派な家が建った。

引き渡し&引越しを週末に控えて、

高揚感と緊張感を均等に抱えながら、

「頑張っていかないとな」

と、素直に思う。

自分自身は何も成長していないけれど、

家族を育んでくれたこの場所と、

3年間という時間そのものに感謝。

三愛ハイツでの成長 (1)


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