TVアニメ「ピンポン」が、あまりに完璧な仕上がりで、最終回を観て涙が出た。
勿論、松本大洋の原作があってこそなのだが、
原作の潮流を忠実に再現し、
そこに更にアニメ化の“オリジナリティ”を存分に盛り込んだ世界観は、
「ピンポン」を超えた「ピンポン」と言って良い。
大の原作ファンがそう言うのだから間違いない。
ペコ、スマイル、ドラゴン、チャイナ、アクマら主要キャラクターは勿論、
「え、アイツをここまで描くか!?」と吹き出してしまうほどの端役に至るまで、
一人一人のキャラクター造形を深め、描き出した様は、
原作のファンである者ほど嬉しかったろうし、
誰よりもこの製作陣が漫画「ピンポン」を愛しているのだろうと思えた。
最終話の「眠いや」までしっかりと台詞を再現してくれただけで感涙ものだったが、
かつてペコが捨てたラケットが浜辺に流れ着いている、
なんてあまりに「粋」過ぎるオリジナル描写を最後の最後まで見せつけられては、
もう手放しで賞賛するしかない。
(あと、チャイナが辿り着いた人生も最高過ぎる!)
Blu-ray BOXが欲しい!が……定価3万超はさすがに……
が、松本大洋の書き下ろしジャケット……
スペシャルTシャツ付……
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ピンポン COMPLETE BOX(完全生産限定版) [Blu-ray] (2014/08/27) 片山福十郎、内山昂輝 他 |
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