“敗北”の傷心から一日。
分かりやすく落胆したわけではないが、
なんだか地味な消沈気分がじっとりとこびりついた。
意気消沈と睡眠不足に埋め尽くされたまま日曜日を過ごし、
まったく気分が乗らないまま、悪魔的な月曜日を終えた。
ようやく落ち着いてきた。
昨日は、朝6時に起きて、地元の友人宅へ自転車を走らせた。
途中、ビールを買って、別の友人と二人で乗り込んだ。
日本時間午前7時キックオフの“イングランドvsイタリア”から観戦し、
日本戦前には既にビールは3本空き、良いテンションの高さで運命の一戦に臨んだ。
他の殆どすべての日本人と同じように、
4年前を彷彿とさせる本田の先制点に歓喜し、
「本田△ーーーー!」と叫んだ。
振り返ってみれば、その本田のゴール以外で、日本が日本らしいサッカーを見せた時間帯は殆ど無かった。
ただやりたいサッカーが出来ることと、得られる結果は必ずしも直結しないことも知っている。
ワールドカップ初戦として、最低限の結果は得られるものだと、試合終了まで信じて疑わなかった。
【日本 1−2 コートジボワール】
負けは負け。この落胆があるからこそ、求める快感も存在するわけで。
思ったようにはならない、即ち「想定外」こそがサッカーの醍醐味であり、
それがワールドカップなんて舞台であれば尚更だ。
快感は勿論得られなかったが、だからと言って不快でもなかった。
「ああ、サッカーを観たな」という感じがした。
前回覇者スペインじゃああるまいし、
“初戦黒星”という結果に落ち込んでいる暇も資格もないということも事実。
次戦ギリシャ戦の勝利は信じて、切り替えるしかない。
シュート。そして幸運を。
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