土曜日、出勤日、雨。
職場から歩いて1分のコミュニティーセンターで堀江貴文が無料講演をしているというので、
最初から行くつもりでエントリーしていたという同僚に誘われて、ふいっと行ってみた。
2時間の講演は既に後半に差し掛かっており、
どうやら主題の演目は終わり質疑応答に入っているようだった。
参加者の質問に堀江氏が答えていく。
答えていくというよりも、浅はかな質問を切っていくという様相だった。
明らかにチープな質問も確かに多かったが、
質問者に対し面と向かって遠慮なくディスっていく様は、
彼独特の性格の悪さを感じつつも、むしろ爽快だった。
そして、やはり相当に頭が良い人なんだなということを感じずにはいられなかった。
横柄な物言いに対して、保守的な松山市民の一部から安直な野次が飛び、
壇上の堀江氏と言い合いになる場面もあり、
なかなかエキサイティングでもあった。
個人的には、堀江貴文という人に好感を持ったことはこれまで一度も無かったので、
気まぐれに覗いてみた講演会がどれほどのものかという興味本位しかなかったのだけれど、
短い時間であったが、彼の言っていることは殆ど間違いないのだろうなと思えたし、
何よりも話そのものが面白かった。
「何者」であれ、この人が「時代の寵児」と呼ばれ、多くの人々を巻き込んだことの「理由」が、
今になってようやく理解できたような気がする。
話し振りを生で見て、やっぱり好きになれる人間ではないなと思ったけれど、
こういう人間に対する一つの「憧れ」は否定できない。
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