気まぐれな気候のせいで、
いつもよりも早く咲き誇ってしまった桜が原因かどうかは分からないけれど、
今年は「花見」に行くタイミングを逃し続けており、
昨日の日曜日は、家族でお花見をする最後のチャンスだった。
午前中に寄ったショッピングセンターで、
ささやかな花見弁当とノンアルコールビールを買ったはいいものの、
いざ外に出てみると、強風吹き荒れ非常に寒い。
おまけに、正午近くになって天候はみるみる悪くなり、すぐに風雨が吹き荒れた。
とてもお花見どころではなくなってしまったけれど、
どうしても、「家族で花見をした」という事実だけは残したく、車の中で桜が見られる場所に見当をつけた。
とある土手沿いの公園の駐車場に車を停め、軽四の狭い車中から桜を見ながら、
家族3人弁当を食べた。
しばらくすると天気は回復し、青空も垣間見えるようになった。
川沿いに咲き誇る桜を見ながら少し歩き、
なんとかかんとか、お花見のようなものをすることが出来た。
ほんの数十分のことだったし、花見には不可欠なはずのお酒も飲めなかったことは、大層不本意だった。
けれど、
その夜、
あと3ヶ月で3歳になる愛娘は、
「クルマのなかでおべんとうたべてたのしかった」
と言った。
人生において、本当に大切なことは何なのか?
そういうことを噛み締める日々。
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