2-2で迎えた後半43分。
痛恨のPKを決められ、ドイツに勝ち越された。
「あーあ……」と思いつつ、
2-0から追いついた時点で、昨年のワールドカップ女王の力は見せたと思った。
その途端、なんと再び追いつき3-3。
エースの澤不在でもこのチームの粘り強さは、去年の夏以来確固たるものになっているなと思わざるを得なかった。
ただその数十秒後に更に勝ち越し点をあげられ、結局は3-4でドイツに敗れた。
公式大会の決勝戦だけに負けて良いなんてことはないが、まあ仕方あるまい。
今日初めて知ったが、
アメリカに次いで世界のトップを争う強豪ドイツは、
昨年のワールドカップの準々決勝で日本に敗れてしまった時点で、ロンドン五輪の出場権を逸しているらしい。
これだけ強いドイツがオリンピックに出られないのは、日本としては何とも有り難いことだが、
そりゃあドイツにも意地があるだろう。
ここでなでしこジャパンには負けられまい。
今回の大会は、ロンドン五輪に向けた試金石的な意味合いは強いだろうが、
とにもかくにも公式な世界大会において、確固たる強さを見せ準優勝という結果を残せたことの意味は大きい。
昨年のワールドカップ制覇は、多分に“奇跡的”な要因も大きかったが、
それ以降、国内外から多大な注目を浴び、
それでも「勝利」という結果を残し続けているなでしこジャパンには、
今夏の大イベントでの「勝利」が、より相応しく思えてきた。
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