日本シリーズ2010

今年の日本シリーズは、面白かった。

まあいつだって何だって、最終決戦は面白いものだが、

今年の日本シリーズは、史上初の地上波放送なしの試合日があるなど、

“注目度の低さ”が注目されていただけに、殊更に内容が濃く感じた。

延長15回引き分け再試合を挟んだ第7戦。

前日に続き延長戦をついに制した千葉ロッテマリーンズが、パ・リーグ3位からの劇的な日本一。

そのプロセスには、やはり“熱さ”を感じる。

リーグ戦3位からの日本一ということに、違和感を感じる人も多いのだろうけど、

それはナンセンスだと思う。

野球はスポーツであり、定められた“ルール”の上で成り立っている。

そうである以上、クライマックスシリーズというプレーオフがあり、

各リーグ3位までのチームに、“日本一”を目指す資格が与えられるという“ルール”にのっとって、

勝ち抜き、頂まで到達したチームこそが「勝利者」だ。

まあそんな理屈をこねるまでもなく、今夜栄冠を勝ち取ったマリーンズが、

勝利者に相応しいプロ野球チームであったことは、このポストシーズンを見れば明らかだ。

最後の最後で辛酸を舐めさせられた中日ドラゴンズも含め、

シーズンの最後に、面白い「野球」を見せてくれたことに感謝すべきだろう。

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