会社から帰宅して、ご飯を食べた後にちょっと出かけた。
23時過ぎに帰ってきて、フィギュアスケートの世界選手権男子フリーの録画を観た。
久しぶりに良いスポーツ観戦だった。
新鋭のパトリック・チャンが圧倒的なパフォーマンスをいきなり見せつけて、日本勢の連覇の夢を早々に断った。
もはや“お馴染み”と言ってしまいたいミスで、SP2位の織田信成が好機を逸し、
前回王者の高橋大輔は、まさかのシューズトラブルで得点を伸ばせなかった。
日本勢にとって「受難」を疑わない状況の中で、
SP6位の小塚崇彦が「意地」を見せた。それは紛れもなく“日本人”としての「意地」だったと思う。
織田は回避し、高橋は飛ぶ機会を失われた「4回転」を見事に決めた瞬間は、文字通り暗雲の中に光が射したようだった。
一つ一つのパフォーマンスを丁寧に力強く全うし、表彰台を死守したことは、
小塚崇彦というフィギュアスケーターにとっても、日本のフィギュアスケート界にとっても意味深いことだったと思う。
落胆し、勇気を得て、感動した。
これだからスポーツは素晴らしい。
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