アジアカップ準決勝VSサウジアラビア

「あー、悔しい」

とてもシンプルな感情を胸に0時半過ぎ床につく。

アジアカップ3連覇を目指し、上り調子だったオシムジャパンだったが、強敵サウジアラビア相手に2-3で敗れてしまった。

お互い疲労感が蓄積する中で、予想を反した点の取り合い。実力的にはほぼ互角だったと思うが、文字通り競り負けてしまった感じだ。

まあ仕方がない。勝負事は勝つか、負けるかであり、結果のそれがすべてだ。

大会前には多少の不安があったオシムジャパンだが、今大会のパフォーマンスはトータル的に見れば素晴らしかったと思う。オシム監督の戦術は徐々に確実に浸透してきているし、素人目にも良いサッカーが出来ているような印象を持った。

「ワールドカップ」という到達点までの“過程”と捉えるならば、順調と言えると思う。

これから必要なのは、劣勢に立たされた時の「転換力」とそれに伴う選手層の充実だろう。

昨日のサウジアラビア戦、チームの核である中村俊、遠藤の動きは連戦の疲労で明らかにベストではなかった。が、そこで彼らに見劣りしない控え選手がいるかというと、ちょっと厳しい。

現日本代表の各選手は非常に良い選手が揃っていて多少の劣勢に対しては落ち着いて反撃できる実力が備わっているけれど、逆境を劇的に打開するための「爆発力」に乏しい感じがする。

そういう「爆発力」を備えた選手が新たに出てくれば、日本代表はもっと強くなる気がする。

ともあれ、アジアカップはまだ終わっておらず、日本は3位決定戦を残す。

久しぶりの“日韓戦”。

決勝に進めなかったことは残念だが、これはこれで非常に楽しみだ。

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