本屋で、何やらすごく“おすすめ”されている漫画があって、
気になったので、ネットで中古本を注文した。
星守る犬 (2009/07) 村上 たかし |
「星守る犬」というのは、
夜空の星を物欲しげに見上げる犬の様のことで、到底手に入らない物事を高望みする人間のことをあらわす言葉らしい。
泣ける。
悲しくて、一見救いが無いような物語にも思える。
ただ、少しだけ踏み込んで読み込むと、一抹に残った救いに感動する。
叶わない望みはとても多くて、叶わないまま人生を終えることがほとんどだろうと思う。
でも、本当に重要なことは、望みが叶うことではなくて、
無知でも、盲目的でも、望みを持って、生きられるということだと思う。
そうして生きて、最期を迎えることができれば、
それがどんな最期であっても、決して不幸ではないのだろうと思う。
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