「みんな、笑お」

今年の「R-1ぐらんぷり」は、レベルが高くとても面白かった。

その中ではそれほど面白くなかった芸人が優勝しそうになったので、昨年の「M-1」と同じような不安感を覚えたが、最終的には昔から好きな芸人が優勝し、満足だった。

ただピン芸人の芸風はとても多岐に渡るので、それを一つの大会で評価し勝者を決めるということは、非常に困難なことだとも思った。

結局のところ、個々人の「好き」か「嫌い」かという評価に委ねる部分が大きいことは、否めない。

当然のことだが、一つの賞レースで、勝とうが負けようが、「面白い」と思う人には面白く、「面白くない」と思う人には面白くない。

故に、それのみ優劣が決まるほど、“笑い”という要素は浅くないと思う。

【補足:R-1ぐらんぷり2008 個人的順位】
※( )内は実際の獲得点数

1 中山功太 (683点)
2 あべこうじ (663点)
3 バカリズム (672点)
4 鳥居みゆき (642点)
5 夙川アトム (622点)
6 鬼頭真也 (645点)
7 サイクロンZ (662点)
8 COWCOW山田與志 (672点)
9 岸学 (634点)
10 エハラマサヒロ (675点)

敗者復活からの決勝進出者のネタ順を先頭にするというルールは、理にかなっていて良かったと思う。
が、1発勝負の点数のみの勝ち残りというシステムは、ネタ順や勢いに得点が大いに左右されて、フェアであるとは思わなかった。
やはり上位2~3名での最終決戦を行った方が良かったと思う。

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