ここ数年でのことだが、車でラジオを聞くことが習慣づいている。
それもAM放送。地元タレントやアナウンサーがパーソナリティを勤める地方色豊かな放送を聞くことが、楽しいというかなんだか落ち着く。
ラジオのリスナーといえば、学生時代の受験生なんかが“聞きはじめ”とすれば多いのだろうが、僕の場合特に受験勉強もなかったので、そんな機会もなく昔はラジオなんて聞く気にもなれなかった。
確か最初に「ラジオでも聞こうか」と思ったのは、東京で一人暮らしを始めてすぐの頃だったと思う。
慣れない一人暮らしの猛烈な“寂しさ”の中、静まり返った部屋でなかなか寝つけない日々が続いていた。
テレビは小さな部屋では光がまぶし過ぎ、CDの音楽ではどうも落ち着かなくて、なんとなく「人の喋り声」が聞きたくて、ラジオのチューニングを合わせた気がする。
べつに内容なんてほとんどどうでもよくて、ただ人の話し声を聞くということだけで、落ち着き眠れたような記憶がよみがえる。確か、よく聞いていたのは、公共放送の談話放送みたいな相当に淡々とした番組だったと思う。到底面白いなんてものではないが、眠りに落ちるか落ちないかの間ではちょうど良かった。
そうして帰郷して、経験してきたシゴトはことごとく車移動の多いもので、ほとんどの場合ラジオが流れていた。
もうすっかり車ではラジオというのが定着してしまった。
……ああ。抑揚もオチもないラジオ話をしてしまった。
まあ、独り言とはそういうもの。
相当に眠いのに、せっかくの花金だからと、むりやり夜更かしをしている。

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