#戦争映画

2017☆Brand new Movies

「ブラックブック」<10点>

第二次世界大戦末期。「戦争」の只中で、人間の善悪の境界を渡り歩く一人の女。絶望と、虚無と、断末魔を幾重にも折り重ねて辿り着いた彼岸で、彼女は何を思ったのか。「苦しみに終わりはないの?」終盤、主人公はそう言い放ち、それまでの人生で最大の絶望に…more
2017☆Brand new Movies

「ウォー・マシーン:戦争は話術だ!」<9点>

主人公の米軍エリート大将は、ストイックな男。毎朝の11kmのランニングを欠かさず、食事は一日一回、4時間しか眠らない。劇中何度も描写される彼の絶妙に滑稽なランニングフォームが可笑しい。そこには、この「戦争についての映画」におけるシニカルな悪…more
2017☆Brand new Movies

「この世界の片隅に」<10点>

正月に妻の祖父母の家に行った際に、義祖母から大戦時の空襲の話を聞いた。居住していた郊外から、市街地が空襲を受ける様を遠目で見たという。変な言い方だけれど、と前置きをした上で、当時子どもだった義祖母は、爆撃される光景が花火のように「綺麗」に見…more
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2016☆Brand new Movies

「日本のいちばん長い日(1967)」<8点>

「畑中もうよせ それが未練というものだ」「未練」という言葉を突きつけられ、絶句する黒沢年男演じる畑中少佐の表情が、愚かで、悲しい。彼らが信じて譲らなかったものの“正体”は、一体何だったのだろうか。いや、果たして、“正体”なんてものは、そもそ…more
2015☆Brand new Movies

「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」<9点>

「あなたが普通じゃないから、世界はこんなにも素晴らしい」勿論それは映画上で脚色された台詞だろうけれど、たとえそうであったとしても、この映画とこの台詞により、アラン・チューリングという不遇の天才数学者の魂は幾ばくか救われたのではないか。せめて…more
2015☆Brand new Movies

「フューリー」<7点>

朝が来る。朽ち果てた戦車と、そこで闘い果てた屍を越えて、兵たちは歩を進める。まるで何もなかったかのような俯瞰で、残骸となった戦車を一つ残し、一つのストーリーが終わる。「戦争」という、繰り返される人間の愚かな歴史の中で、同様のシーンが一体、幾…more
2015☆Brand new Movies

「日本のいちばん長い日(2015)」<7点>

“彼ら”は、あの大戦中、何を信じていたのか、そして何を信じさせられていたのか。あの日、あの時、この国の上層に座位していた幾人かによる喧々諤々の日々のその同日に、一体何万人の人々が命を落とし続けていたのか。そう考えると、この作品で描かれるドラ…more
2015☆Brand new Movies

「永遠の0」<8点>

「私たちだけが特別なのではない」映画のラスト、夏八木勲演じる主人公の祖父が秘めた真実を語り終えた後にそう付け加える。特攻の美化だ、右傾化だなんだと、原作者の人間性も手伝って賛否の激しい作品であるが、結局この物語が最も伝えてくることは、その夏…more
2015☆Brand new Movies

「激動の昭和史 沖縄決戦」<10点>

“沖縄軍の戦死者10万”“沖縄県民の死者15万”太平洋戦争末期、「沖縄」という地で失われた命の数がラストのシークエンスで大写しにされる。その膨大な数が表す通り、この映画は最初から最後まで延々と、愚かさと絶望の中で続いた「死」を容赦なく映し出…more
2015☆Brand new Movies

「アメリカン・スナイパー」<8点>

クリス・カイルという人物の実人生の最終的な “事実”を知らぬまま、今作を観たので、映画のラスト、敢えて感情的な表現を排除して描かれた「顛末」に対して、虚をつかれた。そして流れる「無音」のエンドクレジットを目の当たりにして、しばし呆然としてし…more
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