#ブラックコメディ

2023☆Brand new Movies

「ザ・メニュー」“美食という芸術が孕む狂気と虚無感”

何のために料理をするのか、誰のために料理をするのか。「料理」というものを突き詰めた結果、たどり着くのは果たして、“奉仕”だろうか、“芸術”だろうか。いや、“狂気”だった。
スバラシネマReview

「ゲームの規則」“セレブたちの笑えない狂騒劇は今なお続く”

第二次世界大戦前夜の時代、フランスの“上流階級”の人間たちの愚かさと滑稽さを描いた群像劇は、驚くほどに感情移入することができない。それくらい、彼らの思考と価値観そのものが、我々庶民からは異質であり、遠い位置にあることの表れだろう。
スバラシネマReview

「バービー」 “現代社会の浅はかな完璧主義をピンク色の狂気が笑い飛ばす”

小学6年生の娘はブルーやグリーンが好き。小学3年生の息子はピンクやイエローが好き。自分の好きな“色”に対して、子どもたちが違和感を持つことはないし、親の僕自身も好きな色を選べば良いと心から思うけれど、一方で、こうやって敢えて言葉にすること自体が、僕自身が古い価値観を抜け出しきれていない証明なのだろうとも思う。
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スバラシネマReview

「逆転のトライアングル」 “どす黒いユーモアが浮かび上がらせる闇”

とどのつまり、人間社会というものは、「格差」とそれに伴う「階層」を取り払うことなんてできない、ということを本作の終着点における虚無感は物語っている。
2023☆Brand new Movies

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」レビュー “続編なんて無くても、この先の彼らの冒険を想像するだけで僕たちは楽しい”

銀河の果てにゴミ屑のように放り捨てられたアウトローたちが、三度宇宙の危機を救うため“最後”の戦いに挑む。2014年の“Vol.1”公開時は、スーパーヒーロー不在のこの寄せ集めチームが、MCUの中でこんなにも愛すべき存在になるとは思いもよらなかった。
スバラシネマReview

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」“マルチバースより、パラレルワールドの方がしっくりくる”

評判に違わず、なかなか“トンデモナイ”映画だった。“あなた”を理解したいのにすべてが混沌として理解不能。これは全世界、いや全宇宙すべての母娘と夫婦と家族と隣人、そして「私」自身の物語。
スバラシネマReview

「バビロン」“満ち溢れた映画愛が汚物にまみれて逆流する”

“映画史”そのものが混濁とした映像の渦となって映し出されるラストシーン。映画という表現の「革新」と「核心」を目の当たりにして、積年の感情が満ち溢れる主人公を大写しにしたラストカットで、スクリーンに映写された画面がぴたりと止まった。
スバラシネマReview

「アムステルダム」映画レビュー “あの街はいつか再び彼らを迎えてくれたのだろうか”

戯曲のように自由闊達で雄弁な語り口。そして、人物たちの強い眼差し。想像以上に突飛で、時にアバンギャルドな映画世界中で、唖然とするシーンも多かったが、それ故に明確な意思の強さを感じる作品だった。
2021☆Brand new Movies

「ドント・ルック・アップ」映画レビュー “THE 地球、最高で、最悪”

こんなにも笑えないブラックコメディは初めてかもしれない。「今」この瞬間の世界の実態を詰め込んだような強烈な社会風刺と、世界の終末。登場人物たちと、彼らが織りなす社会の滑稽さが極まるほどに、“笑う”余裕などなくなり、胸糞悪さを超えて、もはや恐怖を感じてくる。
2021☆Brand new Movies

「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」映画レビュー “求めていたのはこのキャッキャ感”

中盤、主人公のエディと“彼に居候”するヴェノムが殴り合い罵り合いの大喧嘩を繰り広げる。このシークエンスこそが、今作において実はハイライトであり、今作が前作に対して大きく進化したポイントだった。
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