#ドラマ

2013☆Brand new Movies

「ザ・マスター」<7点>

ホアキン・フェニックスの「風貌」が全部すごい。眉間の深い皺、深く窪んだ目、背中の曲がり具合、腰に手を当てる独特の姿勢、主演俳優の完璧な“役作り”そのものが、この映画のハイライトであることは間違いない。映画とは「人間」を描くものであり、時には…more
2013☆Brand new Movies

「人類資金」<2点>

「青臭い」映画のラストで、“悪役”のヴィンセント・ギャロが、悔しさと憎しみを滲ませながら言うのだが、映画の脈絡に反して、正直、彼の台詞は正しくて、その一言に尽きる。現実社会に即した経済サスペンスとして描かれてはいるが、映画としては、青臭い表…more
2013☆Brand new Movies

「ふがいない僕は空を見た」<8点>

見るともなく空を見ながら、川沿いを自転車で行く主人公の高校生を見て、自分自身の高校生の頃を思い出した。同じように、何となく空を見上げて、自転車で川沿いの家路を辿った。勿論、僕は、コスプレ好きの人妻と不倫をしていたわけでもないし、文字通りの飢…more
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2013☆Brand new Movies

「凶悪」<8点>

恐ろしい映画だったと思う。ただし、その恐怖の最たる対象は、実際に起こった凶悪な犯罪に対してでも、それを繰り返した人間とは思えない凶悪な犯罪者たちに対してでもなく、映画の主人公が事件を追っていくにつれ自らのインサイドに存在する凶悪性に触れるに…more
2013☆Brand new Movies

「ゼロ・ダーク・サーティ」<9点>

すべてを終えて、帰国の途につくヒロインが、飛行機の操縦士に「どこに行く?」と聞かれる。他愛もない問いかけの筈だが、彼女は茫然としたまま何も答えられず、一筋の涙を流し、映画は終焉する。私は何をしたかったのだろう?私は何故こんなところまで来てし…more
2013☆Brand new Movies

「そして父になる」<10点>

2年と3ヶ月前に娘が生まれた。とても幸福な瞬間だったけれど、同時に「父親になった」という事実に対しては、ふわふわとした実態の無さを感じたことを良く覚えている。女性は、子を産んだ瞬間に「母親」になると思う。それは、我が子の生命を身籠り、出産す…more
2013☆Brand new Movies

「横道世之介」<9点>

なんだかとてもふしぎな映画で、一回目観て、「良い映画だな」と思う反面、「一体何が良いの分からない」という、この映画の世界観の中を浮遊するような感覚を覚えた。しばらく経っても、ふわふわと落ち着かなかったので、160分のこの長い映画をもう一度観…more
2013☆Brand new Movies

「夫婦善哉」<9点>

日曜日の正午、あまりに眠たくて2歳の娘の世話を妻に任せて、居間のソファで居眠り。ふと目が覚めると2時間以上寝てしまっており、ちょうど帰宅した妻に呆れられた。眠気が治まらぬまま反省しつつ、再び外出する妻をソファに寝転んだまま送り出した後、この…more
2013☆Brand new Movies

「風立ちぬ(2013)」<10点>

「狂おしい」エンドロールが流れ始めたとき先ず浮かんだフレーズはこれだった。ストーリーそのものは、とても古風でオーソドックスに見えるけれど、過去の宮崎駿作品のどれよりも、もっとも“狂おしい”までの感情に埋め尽くされた映画だと思った。正直なとこ…more
久々鑑賞☆おヒサシネマ!

おヒサシネマ! 「クライマーズ・ハイ」

とある真夏の日、地方新聞社の編集局が一本の電話を皮切りに徐々に確実にざわめき始める。編集局内の人物の配役は、映画ファンにとっては「堅実」と「豪華」が相見えるベストなキャスティングで、彼らが織り成すその序盤の緊張感を見るだけでも、総毛立ってく…more
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