#日本映画

2016☆Brand new Movies

「百日紅 ~Miss HOKUSAI~」<7点>

「絵師」というものは、いつの時代も、どの国においても、この世とあの世の狭間で生きる人種なのかもしれない。故に彼らの生き様は、ときに刹那的であり、一方で悠久たる時流の中でゆらりゆらりと漂っているようでもある。主人公は、葛飾北斎の娘「お栄」。2…more
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「 劇場版 PSYCHO-PASS/サイコパス」<3点>

テレビアニメシリーズをまったく観ずに、この「劇場版」を鑑賞してしまったことは、やはり少々無謀だった。鑑賞途中、流石に物語設定自体の意味が分からなかったので、慌ててウィキペディアを開いて、ここに至るまでの大まかな粗筋を確かめた。設定そのものは…more
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「君の名は。」<8点>

「独りよがり」な映画である。普通この言い回しには、多分に否定的な意味が含まれているものだが、新海誠というアニメーション監督が生み出す作品においては、それは必ずしも当てはまらない。「独りよがり」だからこそ、表すことができる「美学」と「美意識」…more
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2016☆Brand new Movies

「ソロモンの偽証 後篇・裁判」<3点>

「前編・事件」は、少年少女たちの成長譚的側面が、ミステリー要素以上に色濃く展開され、歪な仕上がりではあったけれどエモーショナルな映画として見応えがあった。この「後編・裁判」には、そういった少年少女たちの成長の行く末と、それの根幹に関わる事件…more
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「ソロモンの偽証 前篇・事件」<7点>

子どもたちの「顔」が皆良い映画だった。こういう演技経験の浅い若い俳優たちが主要人物となる映画においてもっとも重要な事は、特別な演技の巧さでもなければ、リアルな実在感などでもなく、彼ら一人一人の顔つきだと思う。演技がヘタクソなのは当たり前、実…more
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「シン・ゴジラ」<10点>

「恐怖」が東京を破壊し尽くす。吐き出された熱焔が街を焼き、四方八方に放出された無慈悲な熱線は人類の英知を尽く無に帰していく。暗闇の中で、「恐怖」それのみが美しく妖しく光を放っている。その光景はまさに「絶望」そのものだった。その神々しいまでに…more
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「大巨獣ガッパ」<4点>

数ある特撮怪獣映画の名作とくらべれば、そりゃあ低評価は免れない。ただし、数多の特撮映画の多くが「駄作」だらけであるということもまた事実。そんな中で今作は、数多くの「駄作」のうちの一つかもしれないけれど、「駄作」ならではの味わい深さを醸し出し…more
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「ラブ&ピース」<4点>

園子温が無名だった25年前に書いた脚本の映画化ということで、その世界観とストーリーテリングは、あまりにチープで荒削りだ。(まあ、ヒットメーカーになった今も根本的にはチープで荒削りであるが)長谷川博己、麻生久美子、西田敏行という一流どころを揃…more
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「ヒーローマニア-生活-」<5点>

原作は福満しげゆきの数少ないストーリー漫画の一つ「生活」。さすがにそのままのタイトルでは、プロモーションにおいての危惧があったのだろうけれど、“ヒーローマニア”という合っているようで実は本質を履き違えたタイトル改変をしてしまっていることが、…more
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「陸軍中野学校」<8点>

市川雷蔵演じる主人公の渇いた物腰が、この映画が醸し出す空気感のすべてを体現している。その様は、とても整然として美しい反面、おぞましさと狂気がふいに顔を見せる。この男は一体何を考えているのか。ストーリーの進展と共にそれは絞り込まれ明らかになっ…more
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