2025-06

2025☆Brand new Movies

「F1/エフワン」“今この瞬間に命と金とプライドを賭ける映画人たちの矜持”

映画史を彩ってきたあらゆる「王道」が、映画上のレース展開とは違ってコースから逸脱すること無く、清々しいくらいに堂々と繰り広げられる。そこには、監督と主演俳優をはじめとする製作チームにおける、映画製作に対しての「自信」がみなぎっていたように思えた。
2025☆Brand new Movies

「ナイトメア・アリー」“下劣な見世物小屋に奥に待ち受ける鏡、そこに映った「怪物」の正体”

「見世物小屋」の記憶が、薄ぼんやりではあるけれど脳裏に残っている。縁日の人だかりの奥に、その即席の小屋は建てられていて、おどろおどろしく、どこか淫靡な雰囲気で描かれた看板を、子どもながらに“遠慮”して遠目で見ていた記憶。
2025☆Brand new Movies

「M3GAN/ミーガン」“新たなホラーアイコンの起動と強制終了”

多くの子どもは、幼少期に人形を話し相手として自我を育てる。そしてある時は、孤独を感じる子どもたちを癒す存在にもなるだろう。ただしそれは、“何も話さない人形”を通じて、自分自身を投影し、「自分」という存在を知っていく過程で成立するものなのだと思う。
スバラシネマReview

おヒサシネマ!「君の名は。」“独りよがりで、不完全。だからこそ生まれた果てしないエモさ”

“星降る夜”という数多の表現作品の中で、“美しきもの”として表されてきたものが孕む圧倒的な神々しさと絶対的な脅威。それは、美しすぎるものが併せ持つ荘厳さと残酷さの象徴だったように思う。
2025☆Brand new Movies

「国宝」“「人間失格」の先にある狂気と熱狂”

「芸」という、その価値の本質がひどく曖昧で、故に悪魔的な魅力を放ち続けるモノの狂気と、深淵。174分という映画の尺があまりにも短く感じられるほどに、光と闇が濃縮された映画世界に恍惚となり、うまく言葉を紡ぐことができない。
スバラシネマReview

おヒサシネマ!「アイアンマン2」“10年越しで現れた本作の真価と、ブリッジとしての役割”

自分自身としても興味深いのだが、その後MCU各作品の鑑賞遍歴を経て、本作の再鑑賞を重ねると、見返す度にその面白さが高まっている。そして、初見時に感じたマイナス要素は、180度逆転していることに気づく。
2025☆Brand new Movies

「フランケンシュタイン」“「悲しき怪物」の原点であり原典が、新時代に通じる悲哀を生む”

今秋(2025年)、新たな「フランケンシュタイン」映画が、ギレルモ・デル・トロ監督によって“生み出される”という報を聞いて、大きな期待感と高揚感を覚えた一方で、そういえばオリジナルの『フランケンシュタイン』は未鑑賞だったと思い、鑑賞。
2025☆Brand new Movies

「ANORA アノーラ」“「対価」を受け取り、それでも彼女は生きていく”

ネオンに彩られたNYの夜の街、セックスワーカーとして生きる“持たざる者”の彼女が、失ってしまったものは何だったろうか。そして、この悲しく、虚しい数日間で、彼女が得たものは何だったのか。
スバラシネマReview

おヒサシネマ!「アイアンマン」“RDJのキャスティングこそが、MCUの大発明”

「エンドゲーム」での一つの大きな区切りを経て、“フェーズ4”以降新たに展開された“マルチバース・サーガ”。マルチバースという文字通りの大風呂敷を目いっぱいに広げて、MCUの世界観をまさに別次元へと押し広げるべく各作品が生み出されたわけだけれど、正直言ってその試みは、「成功」しているとは言い難かった。
2025☆Brand new Movies

「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」“MCUが提示した今この世界に必要な新たなヒーロー像”

圧倒的な強者と対峙し、重すぎる「職責」を背負ったニューヒーローが、敵を倒すのではなく、“対話”で事態を収める——。その姿は、派手さや超人性とは無縁でありながら、むしろ今この時代にこそ必要とされるヒーロー像に思えた。
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