“最悪”は、もちろん「不幸」だが、“最悪の回避”は、一転「幸福」だと思う。
台風が過ぎていく土曜日。仕事は休みだった。
夕方近くまで、自宅で愛妻と愛娘と過ごした。
今夜の晩ごはんはお寿司が食べたいと思い、某回転寿しチェーンの持ち帰り寿司を買いに行くことにした。
ついでにスポーツクラブにも行こうと思い、まず回転寿司店に寄って注文をし、スポーツクラブの帰りに受け取りに再度寄ることにした。
小一時間ほど汗を流して、予定通りの時間に回転寿司屋に着いた。
そこで気付いた。財布が無い……。
どうせ車の座席の下にでも落ちているのだろうと思い探したが、無い。
バッグをひっくり返して探したが、無い。
どうやらスポーツクラブに忘れてきたらしい。
当然財布がないと寿司の清算もできるわけがなく、大慌てで戻った。
スポーツクラブの受付で財布の落とし物が届いていないか確認したが、届いていないという返答。
使用したロッカー周辺、駐車場をくまなく探したが、どこにも無い。
「マジか……」
こんな時に限って、財布の中には僕としては珍しいほどの大金が入っていた。
スポーツクラブのエントランスで絶望にくれていると、別のスタッフが声をかけてくれた。
財布の落とし物があり保管していたが、少し前に警備室に届けたとのこと。
「天の助け」とはこのことだと思った。
直ぐさま警備室に向かい、幸いにも何の問題も無く、財布が戻ってきた。
危うく、本当に最悪な週末になるところだった。
寿司とお酒を買い、冒頭の思いを反芻しながら一人“祝杯”をあげた。
それにしても、このところ自分で驚く程にうっかりした“ミス”が多い。
取り返しがつかないことが起こってしまう前に、
自分の一つ一つの行動を見直さなければならないと思う。

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