秋風

空気が秋らしくなってきた。

まったく単純なもので、心の中もなんか「秋」っぽい感じになってきた。

なんていうか、すごく落ち着いていて、別に暗くはないんだけど、明るいにしても冷静に明るいというか、「寂しさ」が広がるんだけど、それが苦しくなくてむしろ心地いい。そういう感じ。

そういう心に、Coccoの音楽は非常に感動的だった。

帰り道。そのメロディーと詩と夕闇が混ざり合って、目の前に広がっているような、そういうセカイが。

ふと思ったことだが、突然生まれてくるいろいろな感動は、すごくたくさんの偶然が重なって起きているような気がする。

何かが“ちょっと”ずれていたら、その感動は無かった。というのか、たぶんたくさんあると思う。

だから、やっぱり感動は大切にしたいと思う。

もちろん、意識的にしようってわけじゃない。普通に、何気なく流れる時間の中で、ふと起こるその「瞬間」を大切にしようという。そういう意味で。

その「瞬間」こそ、人間であるものが、もっとも愛すべき「時」ではないかと思う。


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