スバラシネマAWARDS☆2007

☆スバラシネマAWARDS☆

<スバラシネマAWARDS☆2007>

 

あっという間の年の瀬。恒例の「スバラシネマAWARDS」も記念すべき10回目!
去年2006年はあまり本数を見ることが出来なかったので、今年は100本を目指してはいたのだけれど、なかなか忙しく結局去年と同数の61本に留まってしまった。
ただ、少ない本数の中でより面白い映画を吟味しながら選び観た結果、全体的に優れた良い映画を多く観ることができたとは思う。

そんな中から2007年の「最高映画」の称号を勝ち取ったのは、大ベストセラーとなったリリー・フランキーの自伝的小説の映画化作品「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」。

“泣ける映画”はこれまで何十本と観てきたが、これほどまでに泣けて泣けて仕方ない映画はなかった。涙が溢れるどころか、映画館でむせぶ程に号泣してしまった。映画的に特別に優れた映画というわけではないのだけれど、小難しい理屈など抜きに問答無用に感情を揺さぶる作品だと思う。

次点には、西川美和監督が兄弟の揺れ動く感情を淡々とした激情の中で描き出した「ゆれる」や、安野モヨコの原作漫画を写真家の蜷川実花が極彩色豊かに映し出した「さくらん」などが続く。去年に引き続き、日本映画の強さと、様々な面での女性のパワーを感じた。

個人的には、このところすっかり涙もろくなってきており、映画の中の些細なシーンですぐに涙腺が緩んでしまう。
歳を重ねる程に、少しずつ自分の人間性は変化をみせ、映画を観て感情が揺さぶられるポイントも多様化していくのだろう。
だからこそ映画は楽しいし、人生を通して観ていくべきものだと思うのだ。
また来年もたくさんのスバラシイ映画を観ようと思う。

 

総鑑賞本数:61本
平均点:6.75点

 

 

作品賞


☆「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

「鉄コン筋クリート」

「ドリームガールズ」

「さくらん」

「ゆれる」

「ブラッド・ダイヤモンド」

「ストロベリーショートケイクス」

「ボビー」

「クワイエットルームにようこそ」

「世界大戦争」

 

 

監督賞


☆西川美和
「ゆれる」

蜷川実花
「さくらん」

松岡錠司
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

エドワード・ズウィック
「ブラッド・ダイヤモンド」

松尾スズキ
「クワイエットルームにようこそ」

 

 

脚本賞


☆「ゆれる」

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

「ストロベリーショートケイクス」

「キサラギ」

「クワイエットルームにようこそ」

 

 

主演男優賞


☆レオナルド・ディカプリオ
「ブラッド・ダイヤモンド」

ジョシュ・ハートネット
「ラッキーナンバー7」

オダギリジョー
「ゆれる」

ジェラード・バトラー
「300<スリーハンドレッド>」

フランキー堺
「世界大戦争」

 

 

主演女優賞


土屋アンナ
「さくらん」

キルスティン・ダンスト
「マリー・アントワネット(2006)」

中村優子
「ストロベリーショートケイクス」

内田有紀
「クワイエットルームにようこそ」

ペネロペ・クルス
「ボルベール<帰郷>」

 

 

助演女優賞


☆樹木希林
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

木村佳乃
「さくらん」

永作博美
「気球クラブ、その後」

蒼井優
「クワイエットルームにようこそ」

もたいまさこ
「めがね」

 

 

助演男優賞


☆香川照之
「ゆれる」

ジャック・ニコルソン
「ディパーテッド」

エディ・マーフィ
「ドリームガールズ」

ジャイモン・フンスー
「ブラッド・ダイヤモンド」

アラン・アーキン
「リトル・ミス・サンシャイン」

 

 

映像賞


☆「さくらん」

「鉄コン筋クリート」

「ドリームガールズ」

「ブラッド・ダイヤモンド」

「秒速5センチメートル」

 

 

特殊視覚効果賞


☆「300<スリーハンドレッド>」

「スパイダーマン3」

「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」

「EX MACHINA エクスマキナ」

「秒速5センチメートル」

 

 

音楽賞


☆「ドリームガールズ」

「鉄コン筋クリート」

「さくらん」

「EX MACHINA エクスマキナ」

「ボルベール<帰郷>」

 

 

主題歌賞


☆「翳りゆく部屋」 畠山美由紀
「気球クラブ、その後」

「或る街の群青」 ASIAN KUNG-FU GENERATION
「鉄コン筋クリート」

「Listen」 ビヨンセ・ノウルズ
「ドリームガールズ」

「カリソメ乙女」 椎名林檎
「さくらん」

「東京にもあったんだ」 福山雅治
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

 

 

ミステリー・サスペンス映画賞


☆「キサラギ」

「ラッキーナンバー7」

「ブラック・ダリア」

「ゼロの焦点」

「ナンバー23」

 

 

アクション映画賞


☆「300<スリーハンドレッド>」

「ラッキーナンバー7」

「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」

「007/カジノ・ロワイヤル(2006)」

「EX MACHINA エクスマキナ」

 

 

SF・ファンタジー映画賞


☆「EX MACHINA エクスマキナ」

「鉄コン筋クリート」

「パプリカ」

「蟲師」

「サンシャイン2057」

 

 

コメディドラマ映画賞


☆「クワイエットルームにようこそ」

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

「リトル・ミス・サンシャイン」

「キサラギ」

「めがね」

 

 

“LOVE”賞


☆「秒速5センチメートル」

「さくらん」

「ストロベリーショートケイクス」

「気球クラブ、その後」

「恋愛睡眠のすすめ」

 

 

アニメーション映画賞


☆「鉄コン筋クリート」

「パプリカ」

「EX MACHINA エクスマキナ」

「秒速5センチメートル」

「茄子 スーツケースの渡り鳥」

 

 

エンターテイメント大賞


☆「300<スリーハンドレッド>」

「ドリームガールズ」

「スパイダーマン3」

「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」

「キサラギ」

 

 

日本映画賞


☆「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

「さくらん」

「ゆれる」

「ストロベリーショートケイクス」

「世界大戦争」

 

 

劇場鑑賞作品賞(5/36)


☆「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

「ドリームガールズ」

「さくらん」

「ブラッド・ダイヤモンド」

「300<スリーハンドレッド>」

 

 

ワースト映画賞


★「パビリオン山椒魚」

「ウルトラヴァイオレット」

「アンフェア the movie」

「DEATH NOTE デストノート the Last name」

「どろろ」

 

 

 

THE RANKING OF 2007-61MOVIES

1.「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
2.「さくらん」
3.「ゆれる」
4.「世界大戦争」
5.「鉄コン筋クリート」
6.「ブラッド・ダイヤモンド」
7.「ドリームガールズ」
8.「ストロベリーショートケイクス」
9.「ボビー」
10.「クワイエットルームにようこそ」

11.「300<スリーハンドレッド>」
12.「キサラギ」
13.「リトル・ミス・サンシャイン」
14.「ゼロの焦点」
15.「秒速5センチメートル」
16.「気球クラブ、その後」
17.「EX MACHINA エクスマキナ」
18.「ラッキーナンバー7」
19.「めがね」
20.「マリー・アントワネット」

21.「それでもボクはやってない」
22.「ダイ・ハード4.0」
23.「恋愛睡眠のすすめ」
24.「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
25.「スパイダーマン3」
26.「となり町戦争」
27.「バベル」
28.「オーシャンズ13」
29.「パンズ・ラビリンス」
30.「サンシャイン2057」

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