2024☆Brand new Movies

「哀れなるものたち」“脳味噌をほじくり返されて、頭痛なんて消え去る”

ひと月ほど前に、映画館内に貼られた特大ポスターを目にした瞬間から「予感」はあった。何か得体のしれないものが見られそうな予感。何か特別な映画体験が生まれそうな予感。大写しにされた主演女優の、怒りとも、悲しみとも、憂いとも、感情が掴みきれないその眼差しが、そういう予感を生んでいた。
スバラシネマReview

おヒサシネマ!「Mr.インクレディブル」“ヒーロー映画ブームの隠れた先駆け”

MCUの第一作として「アイアンマン」が公開されたのが2008年、かつてのスーパーヒーローの悲劇をダークに描き出したザック・スナイダー監督による「ウォッチメン」が公開されたのは2009年。
2024☆Brand new Movies

「ファイナル・カウントダウン」“SF短編小説のようにスマートなスペクタクル映画”

歴史的な“混迷”をリアルタイムに感じずにはいられない昨今、日本国内はもとより世界的規模で“時代”は進むべき方法を惑っているように思わずにはいられない。そんな折に触手を伸ばした古いポリティカルSF映画が、殊の外面白かった。
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2024☆Brand new Movies

「アクアマン/失われた王国」“DCEUという沈みゆく船の最終作として終わってしまうのは悲しい”

前作「アクアマン」は、アメコミヒーロー映画史上においても屈指の傑作であり、最高の娯楽映画だった。MCU隆盛の最中にあって、DCEU(DCエクステンデット・ユニバース)の“反撃”として、「ワンダーウーマン」に続く強烈な一撃だった。
2024☆Brand new Movies

「くまのプーさん/完全保存版」“まるでプーさんそのものの息子に教えられたこと”

小学3年生の息子は、太っているという程ではないけれど、お腹がぷっくりと膨れている。「何かに似てるなあ」と、常々感じていたが、彼を小脇に抱えながら観た映画で、「ああ、なんだコレか」と思い至った。「くまのプーさん」だ。
2024☆Brand new Movies

「女神の見えざる手」“天才ロイビストの矜持の眼差しに震える”

“ロビー活動”という政治活動自体に対する認識が、僕自身はもちろん、日本の一般社会においてはまだまだ薄いことは明らかで、その活動を専門的に請け負う“ロイビスト”と称される職業があることもよく知らなかったことは否定できない。
2024☆Brand new Movies

「男はつらいよ 望郷篇」“脚本とアドリブとNGをひっくるめて作品化する山田洋次の監督力”

2024年も映画初めは“寅さん”でスタート。今年も50年以上前の人情喜劇に心が安らぐ。「望郷篇」とういタイトルに相応しく、寅次郎の故郷東京柴又をはじめ、この国のかつての風景や風俗描写が何気なく映しとられている。
☆スバラシネマAWARDS☆

スバラシネマAWARDS☆2023 “歳を重ねるにつれ、映画の時間も変化する”

2023年大晦日 「スバラシネマAWARDS☆2023」映画館で映画を観るという行為には、益々「体験」としての価値が求められている。それに呼応するために、狂気の住人たちは、より広く、より深い映画世界を作らざるを得なくなっている。
スバラシネマReview

「クレイジークルーズ」 “愚にもつかないストーリーテリングの中で唯一輝く宮﨑あおい”

坂元裕二脚本によるNetflix作品ということで、軽妙なロマンス&ミステリーのインフォメーションを見せつつも、きっと一筋縄ではいかないストーリーテリングを見せてくれるのだろうと大いに期待した。
2023☆Brand new Movies

「ウィッシュ」 “ご都合主義で閉じ込められる歌ウマイケオジ悪王が少々不憫”

「普通」に面白いファンタジー映画だが、ディズニー映画における「普通」は、やはりどうしても“不満足”に寄ってしまうことは否めない。「100周年記念作品」ということで、新たな時代の節目を迎えた巨大帝国ディズニーの新しい挑戦を感じたかったけれど、ベクトルはむしろ逆方向に向けられており、時にあからさま過ぎるほどに懐古主義的な作品だったなと思う。
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