#ミステリー・サスペンス

2016☆Brand new Movies

「ソロモンの偽証 後篇・裁判」<3点>

「前編・事件」は、少年少女たちの成長譚的側面が、ミステリー要素以上に色濃く展開され、歪な仕上がりではあったけれどエモーショナルな映画として見応えがあった。この「後編・裁判」には、そういった少年少女たちの成長の行く末と、それの根幹に関わる事件…more
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「ソロモンの偽証 前篇・事件」<7点>

子どもたちの「顔」が皆良い映画だった。こういう演技経験の浅い若い俳優たちが主要人物となる映画においてもっとも重要な事は、特別な演技の巧さでもなければ、リアルな実在感などでもなく、彼ら一人一人の顔つきだと思う。演技がヘタクソなのは当たり前、実…more
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「監視者たち」<6点>

韓国映画の共通した“巧さ”は、オープニング(アバンタイトル)に表れることが多い。警察の“監視犯”の面々を主人公にした今作も、冒頭のシーンが実に巧かったと思う。映し出される人物たちが一体何者かの説明もないまま、“或る尾行”と“或る犯罪”が平行…more
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「エクス・マキナ」<8点>

これは「試し」の映画である。主人公の青年が精巧な人工知能に対してチューリングテストを試すことを軸にして、映画世界内外において試し試される構図が浮き彫りになる。人工知能に対してテストを試みている主人公自身も、実は人工知能を開発した“社長”に試…more
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「グラスホッパー」<3点>

伊坂幸太郎の原作は、この人気作家らしい切り口が特徴のユニークな「殺し屋小説」だったハズだが、これまた随分と凡庸でダサい映画に仕上がってしまっていると思った。原作小説を初めて読んだのはちょうど5年前で、既にストーリーをうろ覚えだったので、映画…more
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「 SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」<5点>

英国BBCのテレビドラマシリーズ「SHERLOCK/シャーロック」は、海外ドラマ全盛の近年においても随一の傑作シリーズだと思う。個人的に、海外ドラマはどハマリするのが怖いので敬遠しているのだが、今作に限っては、数年前にNHKで放送されたファ…more
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「陸軍中野学校」<8点>

市川雷蔵演じる主人公の渇いた物腰が、この映画が醸し出す空気感のすべてを体現している。その様は、とても整然として美しい反面、おぞましさと狂気がふいに顔を見せる。この男は一体何を考えているのか。ストーリーの進展と共にそれは絞り込まれ明らかになっ…more
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「ナイトクローラー」<9点>

冒頭、軽犯罪に手を染める主人公のギョロリとした両の目が暗闇の中に爛々と浮かぶ。その目を見た瞬間に、「ああ、こいつはちょっとフツーじゃないな」と感じ取れ、同時にこの映画自体の特異性を予感せずにはいられなくなる。食いっぱぐれ、社会の底辺に潜んで…more
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「ヴィジット」<8点>

とても奇妙な映画だった。「微妙」と「絶妙」の狭間に存在する一線をひたすらに渡らされるような、とても意地悪な映画だったとも言える。渡りきったその先でしばし立ち尽くしつつ、「ああ、シャマラン映画ってこういうのだったな」と思い出す。果たして、僕は…more
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「ヘイトフル・エイト」<8点>

まず、クエンティン・タランティーノの相変わらずの映画オタクぶりに、ある種の安堵感を覚えた。もはや、キャリア的にも、名声的にも、業界を代表する“大御所”として立振舞っても然るべきはずだが、この人は相変わらず馬鹿だ。文字通りの映画馬鹿だ。どうか…more
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