2026-08

2026☆Brand new Movies

「時には懺悔を」“表裏一体の懺悔と感謝を抱えて、生きていく”

時を重ね、己の人生を重ねていけばいくほど、私は“優しい人間”ではないということを思い知り、落胆する。そういうとき、いつも思い出されるのは、中学生か高校生の頃、体を悪くして一時実家に同居していた祖母に対して、冷たく当たってしまった日々──
2026☆Brand new Movies

「罪人たち」“100年先も「最新地点」を観れるなら、吸血鬼になるのも悪くはない”

古今東西、「映画」という娯楽文化は、時代を駆け抜けながら生まれ続け、ときに歓び、ときに悲しみ、ときに怒り、人間の営みの様々な感情を刻みつけるように、その価値を更新し続けてきた。本作はその長い長い文脈における「最新地点」とも言うべき作品だったと思える。
2026☆Brand new Movies

「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」“あの頃を思い出して嫌い、と拒否できない僕は”

青臭さと、痛々しさに、彼らを直視できない時間が、確実に存在していた。それは、映画として致命的な欠陥であると共に、今年45歳の私自身がこの青春映画を観るに相応しい「層」ではないことを突きつけられているようで、所在なさのような、寂しさのようなものを感じた──
スバラシネマex

スバラシネマex「ガス人間」“日韓のクリエイティブの混合と稀代のサラブレッドが東宝特撮臭を充満させる”

20年ほど前に、TSUTAYAでレンタルしたソフトで、東宝の異色特撮映画である「ガス人間第一号」を鑑賞した。ユニークなSFスリラーであり、スリリングな展開と切ない物語の顛末、そして主演の三橋達也の男臭さ、ヒロインの八千草薫の憂いと美しさ、ガス人間を演じた土屋嘉男の渋さと怪しさを堪能できる印象的な映画だった。
2026☆Brand new Movies

「開戦前夜」“今この瞬間の空気感を感じ、侃々諤々の議論を繰り広げ続けなければ”

本作は、「総力戦研究所」という、これまであまりつぶさには語られてこなかった研究機関に集った人物たちの視点と苦悩から、この国の「戦争」と「敗戦」の本質を描き出していた。この国の何が戦争を引き起こし、そして「崩壊」へと至らしめたのかということを、文字通り侃々諤々の“議論”と共に突きつける。
2026☆Brand new Movies

「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」“誰よりも「いいやつ」だから、彼はヒーローであるということ”

「Underoos!(坊や!)」という、トニー・スタークの呼びかけと共にMCUの世界に降り立ったトム・ホランド版スパイダーマンは、これまでの登場作すべてにおいて、“ルーキー”としての位置づけが強いキャラクターだった。
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