2024-11

スバラシネマReview

スバラシネマex「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」“刹那的で破滅的、それでも愛おしい彼女たちの日常生活”

二人の主人公が醸し出すのは、“ゆるカワ”な雰囲気と表裏一体で共存する、明確な“死”の濃い香り。女子二人でわちゃわちゃと楽しげに毎日を送っているように見えても、彼女たちはやはり修羅の底に生きていた。
2024☆Brand new Movies

「蜘蛛巣城」“黒澤レベルにリッチな時代劇をまた観られる時代が来るかもしれない”

秋深まる深夜、古い時代劇を観ようと、黒澤明監督の「蜘蛛巣城」に行き着く。ウィリアム・シェイクスピアの「マクベス」を、日本の時代劇に置き換えた本作は、まさにシェイクスピアの舞台劇そのものだった。(まあ、シェイクスピアの舞台なんて観たコトはないけど)
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「十一人の賊軍」“すべての者が背負う罪と業”

「とても良いから、とても惜しい」というのが、鑑賞後、一定の満足感と共に生じた本音だ。幕末という時代を背景に、小藩や中間管理職の悲哀と狂気、そして崩壊寸前の武家社会の愚かさを描いた本作は、久しぶりにエネルギッシュな娯楽時代劇を観たという満足感を与えてくれた。
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「モアナと伝説の海」“バディの半神に、あの青い魔神的な娯楽性が欲しかった”

評価:  6点Story”モアナ”は好奇心に溢れた、海を愛する美しい少女だ。数々の伝説が残る南太平洋の大きな島で育ったモアナは、幼い頃に海と“ある出会い”をしたことから、海に選ばれる。そして16歳になったとき、運命に導かれるように“禁じられ…more
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「ルックバック」“それでも、どうか、あなたの漫画を描き続けて”

わずか58分という短い尺に凝縮された青春の輝き、そしてクリエイターとしての覚悟と矜持。光と闇が共存し、互いがその輪郭を際立たせるために存在していることを雄弁に伝える極めて濃い58分間。
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「ARGYLLE/アーガイル」“スーパーマンの変な髪型と、主演女優の中年女性ぶりが効果てきめん”

殆ど事前情報を得ずに鑑賞を始めたので、冒頭のスパイアクションシーンに対して、「なんだこの嘘っぽい世界観」はと、落胆というよりも少々唖然としながら観ていた。それが中年の女性作家が執筆するスパイ小説の作品世界の描写であったことが分かり、一転して興味が掻きたてられた。
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「猿の惑星/キングダム」“天体望遠鏡を覗くノアの視界にこの先何が映るのか”

前作「猿の惑星:聖戦記」から7年も経っていたこともあり、正直なところ「まだ続くのか」という思いが先立ち、劇場鑑賞をスルーしてしまっていた。しかし、鑑賞後の率直な印象としては、「ああ、また楽しみな新たなサーガが始まった」という期待感が高まったと言える。
スバラシネマReview

おヒサシネマ!「インサイド・ヘッド」“何歳になっても感情たちは入り乱れる”

本作を初めて観た頃を振り返ってみると、8年前で、娘が4歳、息子は1歳の頃だった。幼子を育てるまだまだ未熟な“親”として、このアニメーションがが織りなす“感情”たちの冒険は、とても興味深く、ストーリー展開以上の面白味を感じたことが思い出させる。
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「ザ・クリエイター/創造者」“AIという新しい「種族」との対立と共存”

今年はあまりSF映画を観ていないなあと思い、Disney+で本作を鑑賞。ギャレス・エドワーズ監督の大バジェット映画なので一定のクオリティは担保されているのだろうと、“マイリスト”に登録してから数ヶ月。なかなか鑑賞に至らなかった要因が、溢れ出る「既視感」だった。
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「ゴジラxコング 新たなる帝国」“用意したレッテルを覆す愛すべき超馬鹿映画”

「馬鹿映画」、「クソ映画」、本作を観始める前に用意していた、そういう安直なレッテルを問答無用にぶち破り、突き抜けたカタルシスに気がつくと包みこまれていた。前作「ゴジラVSコング」は、その馬鹿馬鹿しさに辟易してしまい、個人的には酷評を禁じ得なかったのだけれど、確実に、その前作以上に超馬鹿馬鹿しい本作で、湧き上がる高揚感を抑えることができなかった。
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