おヒサシネマ!「インサイド・ヘッド」“何歳になっても感情たちは入り乱れる”

スバラシネマReview

評価:  8点

Story

11才の少女ライリーの頭の中の“5つの感情たち”─ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミ。遠い街への引っ越しをきっかけに不安定になったライリーの心の中で、ヨロコビとカナシミは迷子になってしまう。ライリーはこのまま感情を失い、心が壊れてしまうのか? 驚きに満ちた“頭の中の世界”で繰り広げられる、ディズニー/ピクサーの感動の冒険ファンタジー。観終わった時、あなたはきっと、自分をもっと好きになっている。 Filmarksより

 

Review

休日、息子と二人、「インサイド・ヘッド」を観た。

本作を初めて観た頃を振り返ってみると、9年前で、娘が4歳、息子は1歳の頃だった。

幼子を育てるまだまだ未熟な“親”として、このアニメーションがが織りなす“感情”たちの冒険は、とても興味深く、ストーリー展開以上の面白味を感じたことが思い出させる。

9年の年月が経ち、傍らの息子は、10歳になった。彼も彼なりに、自分自身の心の中と照らし合わせながら、今作を楽しんでいたようだ。

そして、私自身、四十路をとうに越えてもなお、感情たちは日々せめぎ合い、葛藤して、「私」という人間をコントロールしていることを感じる。何歳になっても些細なことで心は乱れ、感情たちは常に入り乱れている……。
本作が描き出しているものは、必ずしも成長過程にある子どもたちの心の内ではなく、年齢や人生の経験値に関わらず、すべての人間を対象とした感情の有り様であることに、改めて感心した。

今年公開された続編では、成長と共に新たに芽生える感情たちとの新たな葛藤が描き出されているようだ。成長した子どもたちと、是非観ようと思う。

 

「インサイド・ヘッド」<8点>
4歳の娘と、1歳の息子がいる。 当然ながら、一日中、それぞれが笑ったり泣いたりの繰り返しである。 人の親としてもまだまだ未熟なので、彼らの言動に対して右往左往することも多いのだが、この秀逸なアニメ映画は、そんな子育て中の親たちにとっては特に…more

 

Information

タイトル インサイド・ヘッド INSIDE OUT
製作年 2015年
製作国 アメリカ
監督
脚本
撮影
声の出演(日本語)
佐藤二朗
鑑賞環境 インターネット(Disney+・日本語)
評価 8点

 

Recommended

Amazon.co.jp: インサイド・ヘッド MovieNEX アウターケース付き [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray] : ディズニー, ピート・ドクター: DVD
Amazon.co.jp: インサイド・ヘッド MovieNEX アウターケース付き : ディズニー, ピート・ドクター: DVD

画像引用:

コメント

タイトルとURLをコピーしました