スバラシネマReview

2012☆Brand new Movies

「J・エドガー」

思い切り殴られた口元を押さえつつ、部屋を出て行く部下の背をやや虚ろな目で追う主人公のジョン・エドガー・フーバー。彼は痛みを感じているのではない。殴られた直後に奪われた唇の感触に恍惚としているのだ。映画中盤に用意されたこのクライマックスとも言…more
2012☆Brand new Movies

「おとなのけんか」

ふつう、人と人とが険悪な雰囲気になっていく様を目の当たりにすると、関係のない自分自身も嫌な気持ちになり、その場から逃げ出したくなるものだ。しかし、この映画ではまさにそういう「修羅場」に発展していくのだろう不穏な空気感を序盤から醸し出している…more
2012☆Brand new Movies

「宇宙人ポール」

昨年「SUPER8」を観た時に、作品としての完成度には不満を持ちつつも、溢れる“映画愛”に対して無下に否定することが出来なかったことが思い出された。あの映画と今作は、映画としての立ち位置はまったく違うように見えるけれど、本質的な“理念”はむ…more
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久々鑑賞☆おヒサシネマ!

おヒサシネマ! 「となりのトトロ」

残業帰り、遅い夕飯を食べ終わりテレビを付けると「トトロ」が放送されていた。もうすでにクライマックスの前あたりまで差し掛かっていたので、見るともなく何気なく見始めた。まず、こういう風に見始めることが出来る映画は少ない。たとえ一度観たことがある…more
2012☆Brand new Movies

「満員電車」

みんなどこかが狂ってる!と、映画全編を通して延々と映し出される密集する雑踏の中で思わず叫びたくなる。鋭い社会風刺を強烈なブラックユーモアをもって描きつけている「問題作」と言っていい。1957年当時に、これほどまでに冷ややかなエグさで埋め尽く…more
2012☆Brand new Movies

「舞妓と暗殺者」

若き長州の脱藩浪士の主人公を演じる津川雅彦は当時23歳。この俳優は、こんな大昔から女性の体をまさぐっていたんだなあと、この映画のラストシーンを観ながら呆れてしまった。立身出世を夢見て幕末の混乱の中に身を投じ、終始フラフラと自分の行動に対して…more
2012☆Brand new Movies

「テキサスの五人の仲間」

BS放送分を取り敢えず録画していて、いつの時代のどんな映画かほとんど分かっていない状態で鑑賞をした。この映画において、その鑑賞のプロセスはとても幸福なものだったと思う。古い映画だけに、少しでも予備知識が入ってしまっていたなら、この映画の素晴…more
2012☆Brand new Movies

「アメイジング・スパイダーマン」

恋をした同級生の男子が“スパイダーマン”であることを知り、その背中を見送るヒロインは一言「ああ困った」と呟く。その彼女のテンションは、スーパーヒーローを好きになってしまったという極端な動揺ではなく、警察官の娘なのに街のちょっとした問題児を好…more
2012☆Brand new Movies

「外事警察 その男に騙されるな」

仕事として「嘘」をつくプロフェッショナルがいるのならば、それは「真実」を生み出すことが出来る人間のことなのだろう、とこの映画を観て思った。「公安の魔物」と称される渡部篤郎演じる主人公の生業は、まさに「嘘」を操り「真実」を作り出すことである。…more
久々鑑賞☆おヒサシネマ!

おヒサシネマ! 「幸福の黄色いハンカチ」

深夜3時過ぎ、何度も観ていて分かりきっているラストシーンに号泣してしまった。個人的に、この映画ほど観る度に“面白味”が深まる映画は他にないように思う。一番最初に観た時は、テレビ放映されていたのを何となく途中から観て、「古臭い映画だな」と思い…more
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