ひまわり

結局、峠越えは来週明けに持ち越しになってしまった。

憂さ晴らしに、大味と大仰が売りのアクション映画シリーズの最新作を観に行って、

一昨年に亡くなった主演俳優の最後の勇姿に泣いた。

「死」は、特別なことではあって、それに伴って高まる価値もあるだろうけれど、

やっぱり、悲しいばかりだ。

生きてこそだ。

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの「ひまわり」の価格はいまや数十億円だけれど、

生前の彼はどれだけ幸福だったろうか、

死んだことで彼がどれだけ幸福になっただろうか。

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