
「なんだこりゃ、すげえ……」と、
初回2話を続けて観て、唖然としてしまった。
「ルパン三世」の新アニメシリーズ「LUPIN the Third 峰不二子という女」が、凄過ぎる。
作品の事前情報をまったく入れずに、とりあえず録画しておいたものを観たものだから、
“唐突”に繰り広げられた圧倒的なクオリティーの高さに対して戸惑いすら覚えた。
オープニングの衝撃のモノローグからエンディングに至るまで、
「え、これほんとにテレビで流していいの?」と思わずにはいられなかった。
モンキー・パンチ原作に対する強烈なリスペクトから派生しているであろう、
妥協の無いエロティシズムと、香しく漂うハードボイルドと、刹那的なキャラクターたちのクレイジー感。
そこから織りなされる甘美でキケンな世界観には、
これまでの殆どのアニメ作品では確実に遠慮されてきたものが、問答無用に溢れかえっている。
監督がインタビュー記事で述べているように、
「イケナイものを観てしまった」という感覚がものすごくしっくりくる。
おおよそTVアニメには似つかわしくないこの背徳感と贅沢感は、
ファンならずとも必見というか、観ないと勿体ない。
アニメ化40周年にして、時代はようやく本当の「ルパン三世」に追いついたのかもしれない。
追記:
このアニメをテレビ放映しているのは制作局である日本テレビの他では、
愛媛県の南海放送だけらしい。
その他の地域で観るためには、オンデマンド配信をネットで観るしかないようだ。
地元の老舗放送局を初めて心の底から「偉い!」と思った。


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まとめtyaiました【峰不二子という女】
「なんだこりゃ、すげえ……」と、初回2話を続けて観て、唖然としてしまった。「ルパン三世」の新アニメシリーズ「LUPIN the Third 峰不二子という女」が、凄過ぎる。作品の事前情報をま