「Love Letter」を観た。
岩井俊二監督は、やはり今一番優れた映像作家だと思う。
その理由は、彼の「独自の世界」を持っていることだと感じる。
岩井俊二にしても、リュック・ベッソンにしても、彼らの映像は見ただけで“誰が撮ったか”が分かるのである。
だから、彼らを目指す以上、「自分の世界」というものをつくっていかなければならない。と、思う。
良い監督に撮られた役者は、一段と素晴らしい役者になる。
中山美穂が実に“良かった”。
恋人が死んだ山に向かって、
「お元気ですか わたしは元気です」と連呼するシーンは涙。
淀川長治さんの晩年、悲しいことの方が多かったはずの人生を、心の底から“楽しいことばかり”と思えるように変えてしまう彼の生き方に涙が止まらなかった。
自分に素晴らしく行きたい。
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