「今年のGWはどこかへ行きたい」と夫婦の間で決まったのは、2月末。
アベノミクスやら何やらと、世の中の景気が若干上向きになって、消費拡大傾向になってきた折に、
まんまと国内旅行に出かける僕たちは、意に反して、極めて「平均的」だなと思う。
行き先を「倉敷」に決めて、岡山県内の周辺エリアで宿を探した。
何と言ってもGWなので、そうそう条件に合う宿の予約が出来るか不安だったが、案外すんなりと予約に至った。
因みに、今ウチで最も優先しなければならない宿泊先の条件は、「和室」であること。
愛娘が就寝前後で動き回るので、ベッドで寝かすのはまだ怖い。
そういうわけで、美観地区のエリア内に所在する宿に宿泊した。
美観地区をぶらぶらと散策し、流石に歩き疲れてきたので、
チェックイン時間の16時前に宿に戻ってきた。
元は呉服屋だったという宿は、建物自体は古いが、それなりに整えられていて雰囲気は良かった。
ただし、総じてサービス面ではいささかの素人臭さを感じた。
曲がりなりにも、夫婦共々客相手の仕事をしているので、
観光地の宿というサービス業の極みとも言える場面での不手際は、どうしても気になってしまう。
正直なところ、「料理旅館」を名乗っている割には、期待した料理も大したことはなかった。

お風呂に入り、食事を済ませ、とりあえず愛娘を寝かしつけた。
そのまま寝てしまっても良かったのだけれど、何だか勿体ない気がして、飲み物を買いに少し外に出た。
灯りが灯った宿の前の通りの雰囲気がまた良くて、
もし独り身ならこのままぶらりと歩き出すのになと思った。
表の自販機で買ったお酒を飲みながら、
小さなロビーでまったりしていると、盲目の按摩師が下りてきて、番台で清算して帰っていった。
「座頭市」の映画に紛れ込んだような感じがして、一人ほくそ笑んだ。
割に高い宿泊費の大部分は「場所代」だなと思った。
女将に部屋を間違えて通されたことも、
家族風呂のシャワーが出なかったことも、
夜中に愛娘が何度も泣いて弱ったことも、
翌朝「なんで泣いたの?」と聞いたら、「おにがおった」と答えたことも、
ぜんぶひっくるめて、「思い出」だよねと思う。
「vol.3 おもちゃ王国編」に続く。






コメント
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そこで、サービスのプロ、ディズニーよね!おにもおらんよ~~