2005☆Brand new Movies 「約三十の嘘」 この映画には、詐欺師映画に不可欠な“騙し合い”によるインパクトはあまり無く、コテコテにそういうものを期待していると肩透かしを食うことは間違いない。 しかし、この映画の焦点は端からそういう騙し合いの妙ではなく、ある意味シンプルな人間関係のドラ…more 2005.02.21 2005☆Brand new Movies
2005☆Brand new Movies 「ひばり・チエミの弥次喜多道中」 “楽しい映画だ”。ただ純粋に観客にその一言を求めてこの時代の娯楽映画は作られていたのだと思う。 だからこそのパワフルさであり、衒いの無さが映画をエネルギッシュに仕立て上げる。 美空ひばり、江利チエミ、主演の二人をはじめとする映画の作り手たち…more 2005.02.11 2005☆Brand new Movies
2005☆Brand new Movies 「緋牡丹博徒 鉄火場列伝」 “緋牡丹博徒”シリーズ第5弾。 もう幾度と無く感じてきたことであるが、これほどまでに洗練された女の“優しさ”と“強さ”を同じキャラクターの中で違和感無く表現できる女優が今いるだろうか。何を置いても藤純子の魅力に圧倒される。 第一作目以来の監…more 2005.02.09 2005☆Brand new Movies
2005☆Brand new Movies 「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」 正直、木更津のノリで2時間は長い! ドラマの段階からストーリーなんてあってないようなものなのだから、映画として120分ぶっ続けってのはキツいものがあるのは否めない。 ただそれでも最後まで見せてしまう。それこそこの「木更津キャッツアイ」という…more 2005.02.07 2005☆Brand new Movies
2005☆Brand new Movies 「ダークマン」 ヒーローものと言えばそうとも取れるが、そこはサム・ライミ、まっとうなヒーロー像では終わるはずもなく、全編に漂う文字通りの“ダークさ”が身に染みる。 それは映像的な暗さというよりも、人間の精神的な闇であると思う。 ラスト、結局失ったものはもう…more 2005.02.07 2005☆Brand new Movies
2005☆Brand new Movies 「キング・コング(1933)」 70年以上前に作られたこの大スペクタクル映画を、70年後の現在も容易に見られるということになんだか感慨深さを覚える。 後に作られたリメイク作と違い、あくまで空想冒険映画というスタンスを貫き通し、意図せずに人間のエゴイズムを表現してしまってい…more 2005.02.02 2005☆Brand new Movies
2005☆Brand new Movies 「幕末残酷物語」 事実はたったひとつであるはずなのに、時の移ろいや観点により多種多様な様を見せるのが歴史というものである。 その中でも“新撰組”という事実は、実に魅力的でミステリアスであるが故に、非常に多面的で真の姿が見えにくいものなのだと思う。 だからこそ…more 2005.02.02 2005☆Brand new Movies
2005☆Brand new Movies 「ドランク・モンキー/酔拳」 この映画初めて見たのだけれど、どこか初めてという感じがしない。ジャッキー・チャンの真髄、そしてジャッキー・チェンが大好きな人たちの原点がこの作品の中に詰め込まれているからだと思う。 “酔えば酔うほど強くなる”こんな特異なカンフースターを演じ…more 2005.02.01 2005☆Brand new Movies
2005☆Brand new Movies 「昭和残侠伝 死んで貰います」 なんていうか、こういうモロ任侠映画の中で育ったわけではないのに、“くうぅ~”と唸りたくなるのは何故だろう? まさにどっぷりと“不器用な男”の世界にはまってしまう。 大筋顛末は分かっちゃいるのだけれど、男の生き様に心が震えてくる。 ストーリー…more 2005.02.01 2005☆Brand new Movies