スバラシネマReview

2007☆Brand new Movies

「さくらん」

軽く酒に酔った雛祭りの深夜、ふらりと立ち寄った映画館で、“色”と“艶”に包まれる。圧倒的な“感覚”に元々の“酔い”は益々広がり、吸い込まれていった。遊郭の女たちのパワーとモロさ、そしてどうしようもない切なさが、極彩色の映像美の中でめくるめく…more
2007☆Brand new Movies

「パプリカ」

極彩色(いや、もうこれは極楽色とでも言うべきか)に溢れる映像美、“可愛らしさ”と“気色悪さ”が絶妙のバランスで同居するそのビジュアルワールドは、「夢」を表現するにはふさわしく、映像美だけでグイグイと引き込む。益々進化し続けるジャパニメーショ…more
2007☆Brand new Movies

「ドリームガールズ」

スバラシイ。映画全体にほとばしるR&Bのソウル。“サクセス”への情熱と群像。あらゆる感情のパッションが、上質な歌唱とダンスによってスクリーンいっぱいに伝わってくる。やはり特筆すべきは、その“臨場感”だろう。絶対的な実力を持った俳優たちによる…more
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2007☆Brand new Movies

「となり町戦争」

ある日突然、一枚の通知書で“となり町”との開戦が知らされる。流れのままに、実態の見えてこない「戦争」に巻き込まれていく主人公。映画のテイストとしては実に斬新なブラックジョークに包まれていて、良い意味でとても滑稽に仕上がっている。が、それは同…more
2007☆Brand new Movies

「ローズ・イン・タイドランド」

鬼才テリー・ギリアムが新たに描き出した“超”リアルでダークな「不思議の国のアリス」。どこまでも幻想的で空想的でありながら、決して“ファンタジー”には踏み込まないという「異様」な映画世界が、観る者をあざ笑うかのように、どもまでも広がっていく。…more
2007☆Brand new Movies

「それでもボクはやってない」

日本の司法制度の根本的で深刻な「問題」。そしてその弊害は、決してテレビ報道の中だけではなく、普通に生きている市民全般に対し、突如としてふりかかるということをこの映画は物語る。徹底したリアリティをもって描かれる「実情」は、怒りと愚かさを覚える…more
2007☆Brand new Movies

「どろろ」

「どろろ」のプロットというものは、ストーリー創造の講座で教材になるくらいシンプルでベーシックなものだ。自らの失われた体を取り戻すために、様々な葛藤と戦いを経ながら旅を続けるというその基本的な展開が、かっちりと存在するので、映画としてはそれほ…more
2007☆Brand new Movies

「マリー・アントワネット」

「マリー・アントワネット」というタイトルが示すように、もちろんこの映画は実在のフランス王妃の半生を描いた作品である。が、いかにもな史劇的な色合いはこの映画世界にはまったくない。フランス史に明るくない者、マリー・アントワネットという人物自体を…more
2007☆Brand new Movies

「ディパーテッド」

香港ノワールの大傑作「インファナル・アフェア」を、ハリウッドを代表する映画人たちがそのプライドをかけてどうリメイクしてみせるのか。やはり、この話題作の焦点はそこだったと思う。スコセッシ監督のドライな映画世界も、ディカプリオの苦悩に溢れた表現…more
2007☆Brand new Movies

「ウルトラ・ヴァイオレット」

思えば昨年の夏頃だったか。この映画は映画館で観るべきかどうか葛藤した記憶がある。何と言っても、ミラ・ジョヴォヴィッチの大ファンである者としては、大スクリーンで彼女の勇姿を見たいのはやまやま。監督も「リベリオン」でとても刺激的なアクションシー…more
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