Takeru Shiraishi

2017☆Brand new Movies

「ムーンライト」<7点>

第89回アカデミー賞を例のドタバタの中で勝ち獲った本作。先ず何と言っても、ポスターのビジュアルデザインが秀逸だと思う。一寸、一人の男の表情を色彩を変えた切り込みを入れて写しているように見えるが、よく見ると3人の男の別々の表情がモンタージュさ…more
2017☆Brand new Movies

「複製された男」<6点>

“いかにも”な邦題を踏まえて、「フィリップ・K・ディックもどきのクローンものなのだろう」と認識し、サクッと観てさっさと寝るつもりだったのだが……。何なんだ、これは?何を見せられたのか?時折挟み込まれる不可解なカットに困惑を残しつつ、それら困…more
2017☆Brand new Movies

「華麗なる晩餐」<6点>

とどまることのない人間の欲望のおぞましさと滑稽さ。どこまで落ちても着地を許さない。その実態が怖い。「next floor !」と、あくまでも淡々と料理を提供し続ける給仕の、無表情に見えて絶妙な冷笑を携え続ける視線が印象的。12分の短い映像世…more
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2017☆Brand new Movies

「三度目の殺人」<6点>

硝子を挟んで二つの「顔」が重なる。利己的な弁護士と虚無的な殺人犯。両者の発言と深層心理は時に絶妙に重なり合い、発される言葉が一体誰のものなのか一寸分からなくなる。主人公は、或る殺人犯の靄がかった深層に、自分自身の本性を見つけるのだ。ラストカ…more
久々鑑賞☆おヒサシネマ!

おヒサシネマ! 「ロボコップ」

圧倒的な悪趣味と意地悪の果てに浮かび上がるリアルなディストピア。すっかり大人になってしまった今だからこそ、ヴァーホーヴェン監督ならではの露悪さの価値が際立つ。「ロボコップ Robocop」1987年【米】鑑賞環境:VOD(U-NEXT・字幕…more
2017☆Brand new Movies

「ダンケルク」<9点>

耳をつんざく爆撃音、ぶつかり合う鉄の質感、あらゆるものが燃え焦げついた臭いが漂ってくるような生々しい空気感。映画が始まったその瞬間から、「戦場」に放り込まれる。凄い。と、冒頭から思わず感嘆をもらさずにはいられなかった。これほどまでに、最初か…more
2017☆Brand new Movies

「エル ELLE」<9点>

あまりにセンセーショナルなオープニングが、この映画のすべてを物語り、そこから始まるさらなる衝撃を暗示している。白昼、自宅にてレイプ被害に遭った主人公ミシェルは、只々冷静に、荒らされた室内を片付け、風呂に入り、“寿司”の出前をとる。そして平然…more
2017☆Brand new Movies

「 大恐竜時代 タルボサウルス vs ティラノサウルス」<3点>

休日に家族で訪れた科学博物館のプラネタリウムで鑑賞。当然ながら、まわりも幼子連れのファミリーで溢れていた。プラネタリウムで上映されている番組なので、恐竜の生態についての教材要素をベースにベタな“恐竜家族”の感動物語が展開されるのだろうと高を…more
2017☆Brand new Movies

「ブラックブック」<10点>

第二次世界大戦末期。「戦争」の只中で、人間の善悪の境界を渡り歩く一人の女。絶望と、虚無と、断末魔を幾重にも折り重ねて辿り着いた彼岸で、彼女は何を思ったのか。「苦しみに終わりはないの?」終盤、主人公はそう言い放ち、それまでの人生で最大の絶望に…more
2017☆Brand new Movies

「BLAME!」<6点>

原作版「風の谷のナウシカ」を崇拝するという共通項を持った古い友人が、人生において最も影響を受けた漫画として教えてくれたのが、今作の原作である弐瓶勉の「BLAME!」だった。そこまで言うならば是非読んでみようと思っていた矢先、この映画化作品が…more
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