2024☆Brand new Movies 「ナポレオン:ディレクターズ・カット」“そして男は一人孤独に彼女を想い続ける” 結論としては、本作こそが御大リドリー・スコットが描き出したかった「ナポレオン」映画であったことは間違いない。あまりにも重要すぎる幾つものシーンによって、このディレクターズ・カットは、より立体的に、よりドラマティックに、ナポレオンという偉人の異様な人間模様を表現し尽くしていた。 2024.12.16 2024☆Brand new MoviesスバラシネマReview
2024☆Brand new Movies 「ナポレオン」“とんでもない人間の半生を描く、短すぎた158分” 私が「ナポレオン」について知っていたことといえば、小学生の頃に学校の図書室で読んだ学研まんがの伝記シリーズに描かれていた通り一遍の生涯と、ナポレオンを「英雄」として推していたベートーベンが、彼が皇帝になったことに失望し激怒したという逸話くらいだった。 2024.12.16 2024☆Brand new MoviesスバラシネマReview
2019☆Brand new Movies 「ジョーカー」<10点> 少し日にちを空けて、2度劇場鑑賞した。或る疑心を解消するためだ。即ちそれは、この映画の主人公が放った“ジョーク”の真意とは何だったのかということ。何が真実で、何が虚構なのか。そもそも真実と虚構の境界など存在しなかったのか。初回鑑賞後、姿かた…more 2019.10.06 2019☆Brand new Movies
2014☆Brand new Movies 「her 世界でひとつの彼女」<9点> とどのつまり人はみな孤独である。ただそこには同時に、人はみな何かに寄り添い生きていくことしか出来ない、という逆接的な意味合いを孕んでいると思う。独りでは生きていけないからこそ、「孤独」という状況に対して過敏に反応し、失意に暮れるのだろう。「…more 2014.08.23 2014☆Brand new Movies
2013☆Brand new Movies 「ザ・マスター」<7点> ホアキン・フェニックスの「風貌」が全部すごい。眉間の深い皺、深く窪んだ目、背中の曲がり具合、腰に手を当てる独特の姿勢、主演俳優の完璧な“役作り”そのものが、この映画のハイライトであることは間違いない。映画とは「人間」を描くものであり、時には…more 2013.12.02 2013☆Brand new Movies