2018☆Brand new Movies「グレムリン」<7点> クリスマス・イブの夜。自身の子どもたちへのプレゼントを傍らに、彼らが寝静まるのを待ちつつ、クリスマスらしい映画を観ようと、今作の鑑賞に至る。 僕自身が3歳の頃の映画で、ポップアイコンとしての“ギズモ”の存在は勿論知っていた…more 2018.12.242018☆Brand new Movies
2018☆Brand new Movies「パラノーマン ブライス・ホローの謎」<6点> 「フランケンウィニー」と「グーニーズ」を掛け合わせたような娯楽性豊かなストップモーションアニメだったと思う。 丹精込めて作られているのであろう、主人公をはじめとするキャラクター造形と、その言動の一つ一つが味わい深く、この手…more 2018.12.232018☆Brand new Movies
2018☆Brand new Movies「来る」<8点> 結局、最も凶悪でおぞましい存在の極みは、お化けでも、妖怪でも、怨霊でもなく、「人間」であるということが、この物語の発端であり、着地でもあった。 その物語のテーマ性は、劇中の台詞の中にも登場するが、「ゲゲゲの鬼太郎」の時代か…more 2018.12.232018☆Brand new Movies
2018☆Brand new Movies「ボヘミアン・ラプソディ」<9点> 嗚呼、なるほど。この作品は、もう「映画」という領域の範疇を超えているのだと思った。 世代も、無知も、趣向も、もはや関係ない。 この映画と、描き出された人たちのことを何も知らなくても、スクリーンを通じて目の当たりにしたもの…more 2018.12.152018☆Brand new Movies
2018☆Brand new Movies「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」<8点> 何とも言えぬ後味。感情の深い部分にねっとりとへばりつくような余韻も残しつつ、潔さも感じる。 監督はソフィア・コッポラ。そう、彼女の映画はいつだって痛々しいほどに、潔い。 南北戦争の最中、負傷し南部の森の中を彷徨う北軍…more 2018.11.292018☆Brand new Movies
2018☆Brand new Movies「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」<7点> 昨年、世の好事家たちを唸らせたストップモーションアニメの今作をようやく観ることができた。 近年、ストップモーションアニメの進化が目覚ましい。 撮影技術の進化、3Dプリントをはじめとする造形技術の進化など、技術的な革新はも…more 2018.11.272018☆Brand new Movies
2018☆Brand new Movies「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」<9点> かの国は、どの時代も多大な危うさと愚かさを孕み、危機的な状況に陥る。 だがしかし、どんな時代であっても、その過ちにに対して是非を唱えることを躊躇わない国民性と精神が、しぶとく、力強くその存在を主張する。勇気ある個の主張が、…more 2018.11.242018☆Brand new Movies
2018☆Brand new Movies「デッドプール2」<7点> 前作を鑑賞した際も強く感じたことだが、「反則」こそがこのヒーローの最大の魅力であろう。 バラバラになっても再生するという不死身の肉体そのものがもはや反則的だが、それ以上に、「第4の壁突破」というメタ構造を自由闊達に行き来す…more 2018.11.242018☆Brand new Movies
2018☆Brand new Movies「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」<9点> “トーニャ・ハーディング”が、テレビカメラ越しに、やや諦観しているような真っ直ぐな眼差しで、軽薄な「大衆」に向けて、「あなた」という呼びかけと共に、静かな怒りと諦めをぶつける。 「あなた」というのは、まさに自分自身のことだ…more 2018.11.232018☆Brand new Movies
2018☆Brand new Movies「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」<7点> 基本的に「試験」と名のつくものを避けてこれまでの人生を歩んできたタイプの人間なので、国内も含めアジア各国から時折伝わってくる“カンニング”をはじめとする不正入試や、受験戦争に伴う社会の混乱のニュースを見聞きするたびに、「なん…more 2018.11.142018☆Brand new Movies