2025☆Brand new Movies

「ウィキッド ふたりの魔女」“映画史と現実世界の境界線を越えたアメージングな映画体験”

ありふれた言い回しになってしまうが、そこに表れていたものは、本作の映画世界を通じた「絆」であり、それはこの映画作品がアプローチし描き出しているものが、正真正銘に芳醇であることの証明だと思えた。
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「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」“語られなかった祖父の記憶を伝える使命”

20年以上前に亡くなった私の祖父は、かの大戦時、南方諸島の前線に送られたと聞いている。過酷な戦場で、時には虫やトカゲを食して、命を繋いだということを、“祖母”や“父”から聞いた。祖父本人の口から、そういった前線の実情を直接聞いたことはなく、実子である私の父や伯母にも、当時のことはほとんど話さなかったらしい。
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「フランケンシュタイン」“名もなき怪物に注ぐ愛情の1/3でも「人間」に興味を持ってくれたならば……”

“フランケンシュタイン”という呼称が指すものが、天才科学者が生み出してしまった“怪物”のことではなく、科学者本人の名前であることを知ったときは、いささかショッキングだった。(子供の頃に観ていた「怪物くん」の影響が大きいことは明らかだろう)
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「陪審員2番」“見通しの悪い土砂降りの中で、曖昧になる「正義」の行方”

仕事上、企業や組織のブランディングのためのコピーライティングのような職務も担っている。最近の案件で、「正義」というキーワードに言及したブランドステートメントを作成していたこともあり、本作が描き出した「正義」という人間の固定概念を軸にした事のあらましは、個人的にもとてもタイムリーで興味深く、何よりも映画として圧倒的に面白かった。
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「ナミビアの砂漠」“嫌悪感と魅惑の先に存在する河合優実という甘美”

色々な意味で、「意味不明」な映画と言っていいだろう。それはストーリー自体が難解だとか、映画の作りが複雑だということではなくて、「人間」そのものの普遍的で根幹的な不条理と、それに伴うどうしようもない“面倒臭さ”を、特異な主人公像を通じて描き出しているからだったと思う。
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「サブスタンス」“阿鼻叫喚の先の遥か彼方で待ち受けるミャクミャク大暴走”

冒頭から、極めて意地悪で悪趣味な映像表現と音響表現に、打ちのめされそうになる。その精神を侵害するようなオープニングからのシークエンスは、そのままダイレクトに主人公の老女優の精神に直結し、彼女が陥っている感情が、鑑賞者の脳裏に流れ込んでくるようだった。
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「プラットフォーム」“衝動的鑑賞の価値はあるが、短編に纏められたならばもっと良かった予感”

「衣食足りて礼節を知る」ではないけれど、“餓え”という極限状態にこそ、人間というものの本質は現れる。それは倫理的な観念を度外視して、人間が一生物である以上致し方ないことだとも思える。
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「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」“20年前の自身のループ感を思い出し、励ましたくなる新感覚のタイムループ”

ブラック企業、ホワイト企業のレッテルに関わらず、もしくは会社勤めも自営業も関係なく、社会で働くという行為をしている人間であれば、誰しも感じたことがあるであろう“ループ感”を、ダイレクトにタイムループものとして描き出したアイデアが、まず潔くて、ユニークだった。
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「爆弾」“令和の怪人スズキタゴサクの狂気と憂鬱”

もはや“怪人”のような謎の男と、密室で対峙して繰り広げられる文字通りの“爆弾サスペンス”。容赦なく死傷者数が積み重なっていく展開には、映画内での絶望感を越えて、現実社会そのものが薄っすらと感じ始めている一種の「終末感」を覚えた。
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「ワン・バトル・アフター・アナザー」“波打つ見通しの悪いハイウェイをビクビクしながら進み行く”

闘争、そしてまた闘争。革命主義者と排外主義者、争い続ける双方は、両者とも愚かで脆い。その様はあまりにも無様で、ときにおぞましくもあり、それらをひっくるめてとても滑稽に映し出される。
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