久々鑑賞☆おヒサシネマ!おヒサシネマ! 「シン・ゴジラ」 待望のソフト購入に伴い、一年ぶり4回目の鑑賞。 何度観ても寸分違わぬ高揚感と畏怖に恍惚となる。 怪獣映画としての圧倒的なスペクタクルが映し出されると共に、エキサイティングなポリティカル・フィクションでもあることが、こ…more 2017.11.04久々鑑賞☆おヒサシネマ!
2017☆Brand new Movies「アドミック・ブロンド」<10点> ラストシーン、主演女優が甘美な微笑を携え小気味よく最後の台詞を言い放ち、映画は終幕する。 劇場の暗がりの中、エンドロールを迎えた途端に、涙が滲んできた。 純然たるアクション映画における圧倒的な充足感で涙が出てきたのは初め…more 2017.10.302017☆Brand new Movies
2017☆Brand new Movies「ブラックブック」<10点> 第二次世界大戦末期。「戦争」の只中で、人間の善悪の境界を渡り歩く一人の女。 絶望と、虚無と、断末魔を幾重にも折り重ねて辿り着いた彼岸で、彼女は何を思ったのか。 「苦しみに終わりはないの?」 終盤、主人公はそう言…more 2017.09.162017☆Brand new Movies
2017☆Brand new Movies「メッセージ」<10点> 人類が、“ただなんとなく”明確な「希望」を見い出せなくなって久しい。 つい昨日も、英国でまたテロ事件が起きた。不安と脅威に怯え、「対話」する勇気を持つことが出来ない愚か者たちによる蛮行が後を絶たない。 時の流れに縛り…more 2017.05.202017☆Brand new Movies
2017☆Brand new Movies「夜は短し歩けよ乙女」<10点> 「“偽電気ブラン”を飲みたい」 22時過ぎ。歌舞伎町の映画館で今作を観終えて、そのまま“偽電気ブラン”を求めて当てもなく彷徨い歩きたくなった。 10年前に森見登美彦の原作小説を読んだ時とまったく同じ「衝動」を駆り立てた時…more 2017.04.182017☆Brand new Movies
2017☆Brand new Movies「プリデスティネーション」<10点> <<ネタバレ注意!!>> 「お袋でも分からないな」 冒頭、顔面の大怪我により形成手術を受けた“男”が、鏡に映った自分自身を見ながら自嘲気味につぶやく。 あまりにもさりげなく発せられるこの台詞が孕む意味と闇の深さ…more 2017.04.022017☆Brand new Movies
2017☆Brand new Movies「この世界の片隅に」<10点> 正月に妻の祖父母の家に行った際に、義祖母から大戦時の空襲の話を聞いた。 居住していた郊外から、市街地が空襲を受ける様を遠目で見たという。 変な言い方だけれど、と前置きをした上で、当時子どもだった義祖母は、爆撃される光景が…more 2017.01.222017☆Brand new Movies
2016☆Brand new Movies「シン・ゴジラ」<10点> 「恐怖」が東京を破壊し尽くす。 吐き出された熱焔が街を焼き、四方八方に放出された無慈悲な熱線は人類の英知を尽く無に帰していく。 暗闇の中で、「恐怖」それのみが美しく妖しく光を放っている。その光景はまさに「絶望」そのものだ…more 2016.07.312016☆Brand new Movies
2016☆Brand new Movies「ビフォア・ミッドナイト」<10点> 今年、35歳、結婚7年目、二児の父親。 紛れも無い「18年」という時間の中で、奇跡のように美しい“出会い”と“再会”を経て、ともに人生を歩んできた男女の様を描いた本作を観て、言うまでもなく、身につまされ、“辛辣な時間”…more 2016.06.262016☆Brand new Movies
2016☆Brand new Movies「リップヴァンウィンクルの花嫁」<10点> “夢現(ゆめうつつ)”。 映画が終わった劇場の座席でしばしぼんやりとしながら、その言葉が頭に浮かんだ。 “ひとり”では、決して、抱えきれない痛みと、抱えきれない愛おしさ。 どこまでも切なくて、どこまでも残酷な映画だ…more 2016.04.142016☆Brand new Movies