#実話・伝記

2021☆Brand new Movies

「すばらしき世界」映画レビュー “空の広さに感じる、救いと残酷と”

この世界はあまりにも生きづらい。 その、ありのままの「残酷」を、この映画は潔くさらりと描きつける。 西川美和という映画監督が表現するその世界は、いつも、とても優しく、そしてあまりに厳しい。
2020☆Brand new Movies

「Mank/マンク」映画レビュー “『ハリウッドは人を噛んで吐き捨てる』”

「ハリウッドは人を噛んで吐き捨てる」 映画「エド・ウッド」は個人的なオールタイムベストの上位に長年入り続けている大好きな作品なのだが、今作を観ていて、その悪役俳優役の台詞を思い出さずにはいられなかった。
2020☆Brand new Movies

「シカゴ7裁判」映画レビュー “混迷の時代は常に正義を問いただす”

人類史において「正義」というものほど、絶大なパワーを持つ言葉でありながらも、それが指し示す意味と範疇がひどく曖昧で、都合のいい言葉はない。 世界中の誰でもが強い意志を持って掲げられる言葉だからこそ、とてもじゃないが一括にできるものではなく、本来、その是非を裁判なんてもので問えるものではないのだと思う。
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2019☆Brand new Movies

「ザ・レポート」<7点>

国家の“隠蔽体質”は、現代社会においてはどうやら世界共通のようで。 冒頭主人公が発する「僕らの世界では紙は法を守るために使うんだ」という台詞が如実に表している通り、権力を行使する者にとって“危うい紙”、即ち「レポート」はそれを具現…more
2019☆Brand new Movies

「15時17分、パリ行き」<8点>

何という豪胆で巧い「映画的話法」だろうか。 キャスティングにおける「特異性」は当然認識した上で鑑賞していたが、現実のフランス大統領本人から勲章を授与されるラストシーンを観ながら、思わず「うまく合成してんなー」と思ってしまった。 …more
2019☆Brand new Movies

「ブラック・クランズマン」<8点>

愚かな憎しみと、悲しみ、怒り、その蓄積と連鎖。 もはや、レイシスト(人種差別主義者)を非難して、否定すれば済む問題でもなければ、そんな時代でもないのではないか。 映画の中のブラックジョークが、全く冗談になっていない今現在の現実社…more
2019☆Brand new Movies

「日本で一番悪い奴ら」<8点>

いやいやいやいや、まったく笑えない!なのに、笑えて笑えて、困る!! 実際の警察不祥事事件をモチーフにしたこの犯罪映画は、想像以上に胸クソが悪くて、想像以上に面白くて、とても困った映画だった。 こういう“感覚”を、日本の映画フ…more
2019☆Brand new Movies

「ファースト・マン」<8点>

これは褒めているのだが、想像よりもずっと陰鬱で、地味な映画だった。 人類史に残る「偉業」と共存していた“心の傷”と“孤独”。光と闇を等しく抱えたまま、「偉大な一歩」を残した“最初の男”の人生そのものを、俯瞰するようなシビアな目線で…more
2018☆Brand new Movies

「ボヘミアン・ラプソディ」<9点>

嗚呼、なるほど。この作品は、もう「映画」という領域の範疇を超えているのだと思った。 世代も、無知も、趣向も、もはや関係ない。 この映画と、描き出された人たちのことを何も知らなくても、スクリーンを通じて目の当たりにしたもの…more
2018☆Brand new Movies

「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」<9点>

かの国は、どの時代も多大な危うさと愚かさを孕み、危機的な状況に陥る。 だがしかし、どんな時代であっても、その過ちにに対して是非を唱えることを躊躇わない国民性と精神が、しぶとく、力強くその存在を主張する。勇気ある個の主張が、…more
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