#歴史・史劇

スバラシネマReview

スバラシネマex 「SHOGUN 将軍」“「解釈」を追求した誰も観たことがない日本の史実”

アメリカ資本で製作されたスペクタルな「時代劇」が、これほどまでに日本という国と日本人そのものの本質を射抜いた説得力に溢れた作品になっていたことに、何よりも衝撃を覚えた。
スバラシネマReview

「首」 “人間の欲望と虚無が狂気的に渦巻く可っ笑しい戦国映画”

“可っ笑しい”映画だった。 豪華キャストと巨額を投じて、とことんまで「戦国時代」という時代性と概念をシニカルに馬鹿にし、下世話に表現しつくした北野武らしい映画だったと思う。
スバラシネマReview

おヒサシネマ!「ダンケルク」“とりあえずAmazonでプロジェクターを物色しよう”

友人のカメラマンが、事務所兼自宅にホームシアターを備えたというので、どんなものかと訪問。彼の保有するソフトのラインナップから、映像、音響のレベルを確認するには最適だと思い、本作をチョイス。 劇場でIMAX鑑賞して以来の再鑑賞となった。
スポンサーリンク
2021☆Brand new Movies

「最後の決闘裁判」映画レビュー “すべての歴史映画には幾つもの「視点」が存在し得る”

リドリー・スコットの最新作は、中世フランスで実際に起こった出来事を描いた意欲的な「裁判劇」。そこに被害者である「女性」の権利や主張は殆ど存在せず、男性社会の愚かな虚栄と身勝手な欲望のみが交錯していく様が、極めて醜く、この作品の主題に対する忌々しい「嫌悪感」を創出していた。
2019☆Brand new Movies

「女王陛下のお気に入り」<9点>

絢爛豪華なイングランドの王室を舞台にしつつも、べっとりと全身に塗りたくられた“何か”の臭いが漂ってくるようだった。 その臭いの正体は、汚物交じりの泥なのか、吐しゃ物なのか、生臭い体液なのか、それとも嫉妬と愛憎に塗れた“怨念”なのか。 いずれ…more
2019☆Brand new Movies

「バーフバリ 王の凱旋」<7点>

国内での初公開からまだ2年余りだが、もう既に、日本のボンクラ映画ファン界隈においてもマスターピースとして崇められている脅威のインド映画の完結編をようやく観ることができた。 前編(前作)の勢いそのままに、豪華絢爛ら超娯楽が縦横無尽に駆け巡る。…more
2016☆Brand new Movies

「百日紅 ~Miss HOKUSAI~」<7点>

「絵師」というものは、いつの時代も、どの国においても、この世とあの世の狭間で生きる人種なのかもしれない。 故に彼らの生き様は、ときに刹那的であり、一方で悠久たる時流の中でゆらりゆらりと漂っているようでもある。 主人公は、葛飾北斎の娘「お栄」…more
2015☆Brand new Movies

「日本のいちばん長い日(2015)」<7点>

“彼ら”は、あの大戦中、何を信じていたのか、そして何を信じさせられていたのか。 あの日、あの時、この国の上層に座位していた幾人かによる喧々諤々の日々のその同日に、一体何万人の人々が命を落とし続けていたのか。 そう考えると、この作品で描かれる…more
2015☆Brand new Movies

「激動の昭和史 沖縄決戦」<10点>

“沖縄軍の戦死者10万” “沖縄県民の死者15万” 太平洋戦争末期、「沖縄」という地で失われた命の数がラストのシークエンスで大写しにされる。 その膨大な数が表す通り、この映画は最初から最後まで延々と、愚かさと絶望の中で続いた「死」を容赦なく…more
2015☆Brand new Movies

「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」<7点>

劇中、“二つの棺”が運ばれていくシーンが、序盤と終盤に対比的に描かれる。 一つは、第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの棺。そしてもう一つは、“JFK”暗殺の実行犯とされたリー・ハーヴェイ・オズワルドの棺だ。 両者の棺を運ぶ者の…more
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました