2025☆Brand new Movies 「ANORA アノーラ」“「対価」を受け取り、それでも彼女は生きていく” ネオンに彩られたNYの夜の街、セックスワーカーとして生きる“持たざる者”の彼女が、失ってしまったものは何だったろうか。そして、この悲しく、虚しい数日間で、彼女が得たものは何だったのか。 2025.06.07 2025☆Brand new MoviesスバラシネマReview
2025☆Brand new Movies 「HERE 時を越えて」“喜びも、悲しみも、いつもここから” 自分自身、結婚をして、子どもが生まれて、ちょうど10年前に家を建てた。“家”の中で家族で過ごす時間は、あまりにも有り触れていて、普段その価値を見出すことはなかなかできないけれど、最近ふとした瞬間に「ああ、これが幸せというものかもしれないな」と感じることがある。 2025.04.05 2025☆Brand new MoviesスバラシネマReview
スバラシネマReview おヒサシネマ!「Love Letter(4Kリマスター)」“30年間のあらゆる記憶を巻き込んで、手紙のように残り続ける” 岩井俊二の『Love Letter』を初めて観たのは、1999年だった。劇場公開から4年が経過していて、当時高校3年生だった私は、レンタルビデオ(VHS)で本作を初鑑賞した。鮮烈だった。 2025.04.05 スバラシネマReview久々鑑賞☆おヒサシネマ!
2025☆Brand new Movies 「フォールガイ」“描かずにはいられなかった映画世界にサムズアップを” バスター・キートン、チャールズ・チャップリンの時代から、アジアではジャッキー・チェン、そしてトム・クルーズに至るまで、「映画」とは“アクション”の歴史だ。映画の撮影時に「アクション!」という号令と共に撮影が開始されることからも、それは明白だろう。 2025.03.16 2025☆Brand new MoviesスバラシネマReview
2025☆Brand new Movies 「ファーストキス 1ST KISS」“今度はきっと上手く餃子を焼けただろう” この映画の主人公たちほどは、自分たちの夫婦関係はすれ違っていないつもりではあるけれど、彼らが織りなすその関係性の変化とそれに伴う悲喜劇は、それでもダイレクトに突き刺さる部分が多かった。 2025.03.02 2025☆Brand new MoviesスバラシネマReview
スバラシネマReview おヒサシネマ!「Love Letter」“中山美穂という唯一無二の偶像を想い続ける” 12月に入り最初の週末は、何かクリスマス映画を観ようと予定していたのだけれど、12月6日、その夜は急遽この映画を観ずにはいられなかった。高校生の頃から何度も観てきたけれど、今夜ほど全編通して心が揺さぶられたことはない。 2024.12.06 スバラシネマReview久々鑑賞☆おヒサシネマ!
2024☆Brand new Movies 「劇場版 からかい上手の高木さん」“脳内補完でとなりの席の高木さんを思い出す” 「からかい上手の高木さん」は、原作を長らく漫画アプリで無料で読んでいたのだけれど、四十路を超えた立派なおじさんである私は、次第に二人が織りなす甘酸っぱさと眩しさにたまらなくなってしまい、先日ついに単行本を購入し始めた。 2024.04.14 2024☆Brand new MoviesスバラシネマReview
2024☆Brand new Movies 「アラジン」“魔神俳優の支配力と王女の歌唱力は素晴らしい” アニメ版のほぼ忠実な映画化であり、作品としての“成功要因”も、アニメ版とこの実写版で同じ要素が挙げられると思う。それはすなわち、ランプの魔人“ジーニー”の、キャラクターとしての抜群の存在感だ。 2024.03.02 2024☆Brand new MoviesスバラシネマReview
2024☆Brand new Movies 「別れる決心」“一瞬の微睡みのような切ない逢瀬に震える” 描き出されるストーリーを表面的に要約してしまえば、ありがちなメロドラマであり、古典的なサスペンスに思えるけれど、映画の中の人物たちの心象風景と、卓越したビジュアル表現が織りなす映像世界の情感が、とてもとても豊潤で複雑な人間模様と世界観を構築している。 2024.02.23 2024☆Brand new MoviesスバラシネマReview
2023☆Brand new Movies 「クレイジークルーズ」 “愚にもつかないストーリーテリングの中で唯一輝く宮﨑あおい” 坂元裕二脚本によるNetflix作品ということで、軽妙なロマンス&ミステリーのインフォメーションを見せつつも、きっと一筋縄ではいかないストーリーテリングを見せてくれるのだろうと大いに期待した。 2023.12.24 2023☆Brand new MoviesスバラシネマReview