2025☆Brand new Movies 「ヘルドッグス」“日本映画が生んだ悪人たちの狂騒劇に歓喜する” ズバリ面白かった。バイオレンス系のアクション映画において、日本映画は長らく韓国映画界に大きな溝を空けられていたが、本作はその状況に対するカウンターパンチになり得る一作だったと思う。 2025.01.03 2025☆Brand new MoviesスバラシネマReview
2024☆Brand new Movies 「ヤクザと家族 The Family」“共感はしない。それでも、そこには人生があり、家族がある” 現代のこの国における“ヤクザ”という存在と、彼らが織りなす“家族”の物語。 タイトルそのままの映画であり、故に極めてアンバランスで、安易な感情移入をさせないシビアさと、心地悪さに溢れた映画世界であった。 2024.10.13 2024☆Brand new MoviesスバラシネマReview
スバラシネマReview 「犯罪都市」“張り手一発の説得力とエンターテイメント” “張り手”一つで傍若無人なヤクザどもを制圧するという説得力。 こんな刑事を演じられるのは、世界を見てもマ・ドンソクしかいないだろう。 2023.02.15 スバラシネマReview2023☆Brand new Movies
スバラシネマReview 「孤狼の血 LEVEL2」映画レビュー “狂気乱舞のオール悪人映画” 前作「孤狼の血」は、現在の“ヌルい”娯楽映画が蔓延るこの国の映画界において、確実なカウンターパンチとなり得る“アツい”作品であったことは間違いない。 血と脂汗が入り混じって匂い立ってくるような暴力性とその熱量は、往年の大傑作「仁義なき戦い」をはじめとする東映のジャンル映画を彷彿とさせた。 2022.05.29 スバラシネマReview2022☆Brand new Movies
2021☆Brand new Movies 「ある用務員」映画レビュー “楽しさもあるが、映画的なダサさが致命的” 極めて“惜しい”映画であることを前提とした上で、とても稚拙で、ダサい映画だったなと、落胆したことは否めない。 全編から滲み出る映画の低予算感を踏まえると、出演陣はちょっと驚くくらいに豪華な印象を受ける。脇役陣は特に名の知れたバイプレイヤー揃いで、それぞれクセの強いキャラクターを演じていたと思う。 2021.09.27 2021☆Brand new Movies
2021☆Brand new Movies 「資金源強奪」映画レビュー “匂い立つ昭和の娯楽臭にクラクラする” 溢れ出る「昭和」のギラつく雑多感。 人からも、服装からも、街並みからも、すべてから放たれるそのギラギラに圧倒される。 展開される犯罪アクションの卓越したエンターテイメント性もさることながら、映し出される「昭和」そのものが揺るぎない「娯楽」だった。 2021.06.05 2021☆Brand new Movies
2021☆Brand new Movies 「すばらしき世界」映画レビュー “空の広さに感じる、救いと残酷と” この世界はあまりにも生きづらい。 その、ありのままの「残酷」を、この映画は潔くさらりと描きつける。 西川美和という映画監督が表現するその世界は、いつも、とても優しく、そしてあまりに厳しい。 2021.03.01 2021☆Brand new Movies
2021☆Brand new Movies 「仁義なき戦い 完結篇」映画レビュー “熱量みなぎる「撮影現場」をぜひとも映画化してほしい” 驚かされるのは、この5部作が1973年から1974年の僅か一年半あまりで、怒涛の如く製作され、公開されているという事実だ。 日本映画界そのものがギラギラと隆盛を極めたプログラムピクチャー全盛の時代だったとはいえ、「映画製作」に対するあらゆる意味での今はなき「熱量」を感じずにはいられない。 2021.02.13 2021☆Brand new Movies
2021☆Brand new Movies 「ザ・ファブル」映画レビュー “この国の「娯楽映画」は、この先岡田准一が牽引する” 不殺さずの殺し屋という「矛盾」を成立させたキャラクターの立ち位置と、この作品の世界観は、極めて漫画的であり、同時に今の“日本映画向き”だとも思った。 2021.02.08 2021☆Brand new Movies
2018☆Brand new Movies 「孤狼の血」<7点> 「今」の日本映画において、ぶっちぎりに「熱量」が多い作品であることは間違いないし、こういう日本映画をもっと観たい。 が、しかし、熱量が高騰したことは認める反面、それが沸騰するまでに達したかというと、正直なところ疑問符が残る。 触れ込みの通り…more 2018.05.19 2018☆Brand new Movies