#デヴィッド・フィンチャー

スバラシネマReview

「ザ・キラー」 “思ってたんと違う!一流(?)アサシンの憂鬱と激昂”

何やら高尚な“殺し屋哲学”を主人公は自己暗示のように終始唱え続ける。が、やることなすことちっとも予定通りにいかない一流(?)アサシンの憂鬱と激昂が、上質な映画世界の中で描かれる。
2020☆Brand new Movies

「Mank/マンク」映画レビュー “『ハリウッドは人を噛んで吐き捨てる』”

「ハリウッドは人を噛んで吐き捨てる」 映画「エド・ウッド」は個人的なオールタイムベストの上位に長年入り続けている大好きな作品なのだが、今作を観ていて、その悪役俳優役の台詞を思い出さずにはいられなかった。
久々鑑賞☆おヒサシネマ!

おヒサシネマ! 「ファイト・クラブ」

そうか、ヘレナ・ボナム・カーターがヒロインだったのか。 ブラッド・ピット、エドワード・ノートン、ヘレナ・ボナム・カーター、今更ながら、濃い面子が揃った濃い映画だと思う。 この映画は、世紀を股にかけ、どぎついピンク色の石鹸で、この世界の汚れを…more
2014☆Brand new Movies

「ゴーン・ガール」<9点>

「怖えぇ…」 苦笑いを引きつらせつつ、そう思わず呟いてエンドロールを迎えた。 この“恐怖”は、必ずしも或る登場人物の狂気的な行為にのみ向けられたものではない。もっと普遍的な恐ろしさ、それこそ世界中の人々がその身を置いている一つの関係性が持つ…more
2012☆Brand new Movies

「ドラゴン・タトゥーの女」

正直、ハードルが上がりすぎてしまっていたのかもしれないと思う。 それは、昨年観た「ソーシャル・ネットワーク」で、一つ高みへ登った感を受けたデヴィッド・フィンチャーの最新作であることが最も大きな要素だった。そして、映画の“スタンス”そのものが…more
2011☆Brand new Movies

「ソーシャル・ネットワーク」

映画の中で、主人公は自らが創り上げたサイトの在り方に対して頑なに言う。 「クールじゃないと駄目だ」と。 そのセリフどおり、この映画は、ひたすらにクールにそしてシンプルに、「今この時代」の成功と挫折を描き切っている。 「事実をもとにした映画」…more
2009☆Brand new Movies

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

人生は、いつ終わるか誰にも分からず、故に果てしないからこそ、希望に溢れ、素晴らしいのだと思う。 老いた状態で生まれ落ち、次第に若返っていくという男の数奇な人生は、同時に明確な“終わり”を常に意識し、感じ続けなければならない過酷過ぎる人生だっ…more
2007☆Brand new Movies

「ゾディアック」

全米を揺るがした劇場型殺人事件「ゾディアック事件」を、仰々しい抑揚は排除してドキュメンタリータッチで質素に確実に描き出す。 映画ファンとしては、本当にこれがあの「セブン」のデヴィッド・フィンチャーの映画なのかという印象をまず受けるだろう。こ…more
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