#アメコミ映画

2024☆Brand new Movies

「デッドプール&ウルヴァリン」“過去の失敗を大いにディスり、心から愛し、俺ちゃんは戦う”

「反則技」こそがデッドプールという独創的なヒーローの最大の武器である。世界中の映画ファンにとってすでに食傷気味だった“MCU”において、“俺ちゃん”の乱入は、まさしく起死回生の反則技だ。
2024☆Brand new Movies

「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」“誰得?なこの狂気の映画世界そのものがジョーカーだったのかもしれない”

果てして「彼」は何者だったのか? この“続編”は、ただそのことのみを、哀しく、惨たらしく、容赦なく描き出す。 そこにはもはやエンターテイメントと呼べるような要素はほぼない。映画の上映時間いっぱいに「苦痛」が満ち溢れていると言っても過言ではないだろう。
2024☆Brand new Movies

「マーベルズ」“新人JKヒーローを推さずにはいられない”

フェーズ4から現在進行中のフェーズ5まで、映画作品はなんとか全作観てきているけれど、本作を鑑賞して、さすがにドラマシリーズの各作品をまったく観ていないことに限界を感じた。 特に冒頭の各シーンにおいては、ドラマの「ワンダヴィジョン」や「ミズ・マーベル」は最低限観ておかないと、正直“しんどいな”という印象は拭えない。
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2024☆Brand new Movies

「アクアマン/失われた王国」“DCEUという沈みゆく船の最終作として終わってしまうのは悲しい”

前作「アクアマン」は、アメコミヒーロー映画史上においても屈指の傑作であり、最高の娯楽映画だった。MCU隆盛の最中にあって、DCEU(DCエクステンデット・ユニバース)の“反撃”として、「ワンダーウーマン」に続く強烈な一撃だった。
スバラシネマReview

「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」 “アイデアと可能性の大氾濫に脳内メモリが足りなくなる”

“続編”であることの優位性を活かしたアバンタイトルのシークエンスは、情報量が極めて多く、42歳の中年男性の脳内は早々にメモリ切れを起こしそうになり、情報処理能力が鈍化していたことは否めない。
スバラシネマReview

「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」 “偉大なヒーローは鼓舞し続ける”

それなりに長く映画を観続けていると、現実世界の俳優の死に伴う喪失感が、映画世界の内外を巻き込んで渦巻くことはままある。 2020年、43歳の若さでこの世を去ったチャドウィック・ボーズマンの死は、近年においてその最も顕著な出来事だったろう。
スバラシネマReview

「ザ・フラッシュ」“タイムパラドックスものの新たなる傑作”

エンターテイメントとしてのシンプルなエキサイティングさで言うならば、本作の娯楽性は、この2〜3年でトップクラスだ。 クライマックスで映し出される“異様”なビジュアルの通り、まさに破綻し混濁したストーリーテリングを、あらゆる側面から申し分ないボリュームで描き出している。
スバラシネマReview

「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」“是が非でもIMAXで観たい”

この4時間強のディレクターズカットは、やっぱりIMAXスクリーンで観たかった。というのが、ようやく本作を鑑賞した直後の正直な感想だ。
スバラシネマReview

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」レビュー “続編なんて無くても、この先の彼らの冒険を想像するだけで僕たちは楽しい”

銀河の果てにゴミ屑のように放り捨てられたアウトローたちが、三度宇宙の危機を救うため“最後”の戦いに挑む。 2014年の“Vol.1”公開時は、スーパーヒーロー不在のこの寄せ集めチームが、MCUの中でこんなにも愛すべき存在になるとは思いもよらなかった。
スバラシネマReview

「ブラックアダム」“というよりもほぼザ・ロック”

DCコミックスきってのダークヒーローに我らがドウェイン・ジョンソンが扮する。 そりゃあハマるに決まっているし、俳優単体の存在感のみを捉えたならば、数多のアメコミヒーロー映画の中でも指折りの「説得力」を示したと言っても過言ではないだろう。
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