#アイドル

スバラシネマReview

「キリエのうた」“愛され、または嫌悪され、音楽と共に思い出されるであろう忘れ難き「現在地点」”

野外ステージの中央を真正面から捉えた望遠レンズの向こうで、アイナ・ジ・エンドが振り向き、こちらを真っ直ぐに見据えて、歌い始める。 178分に渡るこの“音楽映画”の中で、彼女は主人公“キリエ”として、最初から最後まで歌い続け、人間の脆さと儚さ、だからこそ眩くて手放せない“讃歌”を体現し続けた。
スバラシネマReview

スバラシネマex「夏至物語(2023)」“アイナ・ジ・エンド、天性の歌声と共に備える狂おしい「武器」”

アイナ・ジ・エンドを象る魅力は、その特異な歌声もさることながら、艶めかしくて繊細なその「肢体」だと、彼女が歌い踊る姿を観続けてきてずっと思い続けてきた。 こういう言い回しは、時代的に不適格だろうけれど、敢えてきっぱりと言ってしまえば、“エロい”のだ。
2021☆Brand new Movies

「らいか ろりん すとん -IDOL AUDiTiON- 」映画レビュー “チッチの涙、その過酷と現実”

BiSHのセントチヒロ・チッチが、悔しさと憤りが入り混じった涙を流す。 アイドルオーディションの中に渦巻く過酷。そこには、アイドルを目指す過酷と、アイドルを続ける過酷が混在していた。
スポンサーリンク
2021☆Brand new Movies

「あの頃。」映画レビュー “どんな人も、あの頃があったから今がある”

現実の鬱積に打ちひしがれた主人公が、死んだような瞳で、ふと手にした松浦亜弥のMVのDVDを観始め、ある瞬間ふいに涙を流す。 正直、この冒頭のシーンのみで、この映画が伝えるべきことは表現されている。と、思った。
2021☆Brand new Movies

「ALL YOU NEED is PUNK and LOVE」映画レビュー “一人の無様な男の醜態が、ただただ羨ましい”

楽器を持たないパンクバンド“BiSH”の2017年当時の軌跡を追ったドキュメンタリー。 念の為最初に言っておくと、僕はれっきとした“清掃員”(BiSHファンの総称)なので、偏ったレビューになっていることは否定しない。あしからず。
2020☆Brand new Movies

「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」映画レビュー “「僕」の真の姿を映すことに意味はあったのか?”

刹那的で、破滅的で、可憐。彼女たちのパフォーマンスは、限られた時間の中で許された「正義」だ。 と、初めて「不協和音」のMVを観たときに自身のInstagramに綴った。 あれから2年半。今はただ「楽しかったな」と思う。
久々鑑賞☆おヒサシネマ!

おヒサシネマ!「Love Letter」 “この映画そのものが眩い「記憶」”

数年ぶりに「Love Letter」を観て、映画の中の登場人物たちと同様に、記憶が揺り動かされながら、幾度目かの感動に包み込まれた。
2020☆Brand new Movies

「ねらわれた学園」映画レビュー “追悼・大林宣彦監督 イカれた巨匠のフィルムは色褪せない”

公開から40年近くの年月が経ち、時代が移り、創造主である映画監督も亡くなってしまった今、一周まわって「何だこりゃ!」と目が離せなくなる作品になっていることも間違いないと思える。彼が残したフィルムは決して色褪せない。
2019☆Brand new Movies

「IDOL-あゝ無情-」<9点>

まさにちょうど一年前に、「BiSH」という“アイドルグループ”を知り、瞬く間にドハマりし、虜になった。 そしてYou TubeやTwitterをフル回転して彼女たちのことを掘り起こしていく過程の中で、必然的に所属事務所である「WACK」を知…more
2018☆Brand new Movies

「響 HIBIKI」<7点>

今年、36歳にして初めて“アイドル”にハマってしまった。 アイドルという存在そのものに対しては、軽んじているつもりはなく、むしろ広義の意味の“エンターテイメント”としてリスペクトしている。 ただ、“モーニング娘。”も、“AKB48”も、興味…more
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました